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Unified Server Configurator および Lifecycle Controller を使用可能な Unified
Server Configurator
Dell™LifecycleControllerVersion1.2
共通の機能
iDRAC6 Express カードのアップグレード方法
Unified Server Configurator - Lifecycle Controller Enabled 固有の機能
ローカル FTP サーバーの設定
ローカル USB デバイスの設定
Unified Server Configurator (USC) および Lifecycle Controller を使用可能な Unified Server Configurator (USC - LCE) は、組み込みフラッシュメモリーカード上に常駐しており、シ
ステムのライフサイクルにおいて組み込み環境からシステムおよびストレージ管理タスクを有効にする設定ユーティリティを組み込んでいます。USC および USC - LCE は、起動シーケンス時に起動
でき、動作前システム環境で機能できるという点で BIOS ユーティリティに似ています。 「表 1-1」では、Dell システムシリーズ、リモートシステム管理デバイスのオプション、USC または USC-LCE、
および利用可能な機能について詳しく説明します。
USC を使用すると、デルの FTP ウェブサイト ftp.dell.com から、または USB デバイスや『Dell Systems Management Tools and Documentation』あるい
は
『Dell Server Updates
DVD』などのローカルデバイスを使ってオペレーティングシステムのインストール用のドライバをダウンロードできます。また、オペレーティングシステムを配置したり、ハードウェア診断を実行してシステ
ムや接続されているハードウェアを検証することもできます。システムによっては、Baseboard Management Controller (BMC) から iDRAC6 Express または iDRAC6 Enterprise カードに
アップグレードでき、このハードウェアアップグレードでは USC から USC - LCE へのアップグレードも行われます。システムのアップグレード方法については、「iDRAC6 Express カードのアップグレ
ード方法」と『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。USC - LCE を使用することにより、デルのサポートサイト support.dell.com で検索しなくても、システムアップデートを即座に
識別し、ダウンロードして適用できます。また、BIOS およびシステムデバイス(NIC、RAID、iDRAC など)の設定、オペレーティングシステムの展開、システムおよび接続されているハードウェアを検証
するための診断の実行なども行えます。
共通の機能
本章では、USC と USC - LCE の両方に共通する機能について説明します。USC - LCE タスクに必要な追加の手順や情報も記載されています。
製品の起動
USC または USC - LCE を起動するには、システムの起動プロセス中、Dell のロゴが表示されて 10 秒以内に <F10> キーを押し、システムサービス を立ち上げます。
システムが以下のような状態にある場合、<F10> キーを押しても、システムサービス を立ち上げることはできません。
l System Services disabled(システムサービスが無効です) - iDRAC の初期化中にシステムの電源を投入、または再起動した場合、システムの起動プロセス中に System
Services disabled(システムサービスが無効です) が表示されます。これは、システムを AC 電源に差し込んでからすぐにシステムの電源をオンにした場合、または iDRAC のリセット
後にすぐにシステムを再起動した場合に発生します。この問題を回避するには、iDRAC の再設定後、数分待ってからシステムを再起動します。これにより、iDRAC が初期化を完了するのに、
十分な時間を確保できます。
まだ、System Services disabled(システムサービスが無効です) のメッセージが表示される場合は、製品が手動で無効になっている可能性があります。USC または USC - LCE を
有効にする手順については、「製品を無効にする」を参照してください。
l System Services update required(システムサービスのアップデートが必要です) - システムの起動時に System Services update required(システムサービスのアッ
プデートが必要です) のメッセージが表示される場合、内蔵デバイスのデータが破損している可能性があります。 この問題を解決するには、USC または USC - LCE Dell Update
Package (DUP) を実行して、製品をアップデートしてください。詳細については、support.dell.com/manuals にある『Dell Update Package ユーザーズガイド』を参照してください。
システムにオペレーティングシステムがインストールされていない場合、または DUP を実行しても問題が解決されない場合は、USC または USC - LCE 修復パッケージを実行します。詳細に
ついては、「USC の修復」または「USC - LCE の修復」を参照してください。
l System Services not available(システムサービスを利用できません) - 他のプロセスが現在 iDRAC を使用しています。デルでは、現在のプロセスが完了するまで 30 分間待っ
てから、システムを再起動して、USC または USC - LCE の起動を試みることを推奨しています。
USC USC または USC - LCE を初めて起動すると、表示言語およびネットワーク設定を指定できるユーザー設定ウィザードが表示されます。 詳細については、「USC 設定ウィザードの使用」を参照
してください。
ウィザードの使用
ウィザードの説明
USC と USC - LCE は、システムの構成に合わせて次のウィザードを開きます。
l OS の導入 - オペレーティングシステムをインストールするために使用します。 詳細については、「オペレーティングシステムの導入ウィザードを使ってオペレーティングシステムを導入する」を
参照してください。
l ハードウェア診断 - メモリ、入出力装置、CPU、物理ディスク、その他の周辺装置を検証するための診断を実行できます。 詳細については、「ハードウェア診断」を参照してください。
l ユーザー設定 - USC または USC - LCE で使う言語、キーボードレイアウト、およびネットワーク設定を指定できます。 詳細については、「USC 設定ウィザードの使用」を参照してください。
メモ: システムがエラー状態にある、または推奨される 30 分間を待つことができない場合は、「システムサービス起動要求のキャンセル」を参照してください。再起動後に、USC または
USC - LCE の再起動を試みます。