Users Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller GUI バージョン 3.00.00.00 ユーザーズガイド
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- オペレーティングシステムの導入
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)

メモ: Collect System Inventory On Restart(再起動時のシステムインベントリ収集) が無効になっている場合、システ
ムへの電源投入後に Lifecycle Controller を手動で起動することなく新しいコンポーネントが追加されると、システムイン
ベントリ情報のキャッシュが古くなる場合があります。手動モードでは、部品交換後のシステム再起動中に <F10> を押し
てください。
• 部品ファームウェアアップデート および 部品設定アップデート の 無効 オプションがクリアされていることを確認して下さ
い。
• 以前のコンポーネントと新しいデバイスが同じ部品として識別される必要があります。
• システムの現在のアダプタが NPAR 有効で、それが新しいアダプタに交換された場合、ホストサーバへの電源投入後に <F2> を
押して System Setup(セットアップユーティリティ) > Device Settings(デバイス設定) を選択し、NPAR が有効になって
いるようにします。新しいアダプタの NPAR は、Part Replacement(部品交換) 機能を使用する前に有効化する必要がありま
す。
交換した部品に部品ファームウェアと設定を適用するには、以下の手順を行います。
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで、プラットフォーム復元 をクリックします。
3. 右ペインで、部品交換 をクリックします。
部品交換設定 ページが表示されます。
4. 部品ファームウェアアップデートのドロップダウンメニューから、次のいずれかを選択します。
• 無効 — 交換済み部品でのファームウェアのアップデートは実行されません。
• バージョンアップグレードのみ許可 — 新しい部品のファームウェアバージョンが既存の部品より古いバージョンの場合に
のみ、交換済み部品のファームウェアアップデートが行われます。
• 交換済み部品のファームウェアを一致させる - 新しい部品のファームウェアバージョンが元の部品と同じバージョンにアッ
プデートされます。
メモ: 交換済み部品のファームウェアを一致させる はデフォルト設定です。
5. 部品設定アップデートのドロップダウンメニューから、次のいずれかを選択します。
• 無効 — 機能は無効化されており、部品が交換されても現在の設定は適用されません。
• 常に適用 — 機能が有効化されており、部品が交換されると現在の設定が適用されます。
メモ: 常に適用 はデフォルト設定です。
• ファームウェアが一致する場合のみ適用 — 機能が有効になり、現在のファームウェアが交換済み部品のファームウェアに一
致する場合にのみ、現在の設定が適用されます。
対応デバイス
次のデバイスの部品ファームウェアと設定をアップデートすることができます。
• ファイバチャネルカード
• NIC
• PERC シリーズ 9 および 10
• SAS シリーズ 7 および 8
• 電源装置ユニット(PSU)
メモ: PSU がサポートするのはファームウェアアップデートのみであり、部品交換はサポートされていません。
システムの再利用または廃棄
システム情報は、Lifecycle Controller の Repurpose or Retire System(システムの再利用または廃棄)オプションを使用して消去
することができます。この機能は、サーバーを再利用または廃棄する前に、サーバーの選択されたコンポーネント上にあるサーバー
およびストレージ関連のデータを恒久的に削除します。この後、選択されたコンポーネントはデフォルトの状態に戻ります。
メモ: Repurpose or Retire System(システムの再利用または廃棄) オプションは、インベントリ収集の状態を Enabled(有
効) にリセットしてから、iDRAC および BIOS 設定情報、工場出荷時のインベントリ、設定、Lifecycle ログ情報(履歴デー
タおよび作業メモ)、バックアップイメージファイル、不揮発(NV)キャッシュ、vFlash カード、オペレーティングシステム
ドライバパック、ディスクの消去、および診断を恒久的に削除します。この操作中、システムに関連するハードウェアおよび
ソフトウェアインベントリデータも削除されますが、これらはサーバーの次回再起動時に再度作成されます。また、ファーム
ウェアと前のバージョンも削除され、ファームウェアのロールバックに対応できません。
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