Users Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller GUI バージョン 3.00.00.00 ユーザーズガイド
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- オペレーティングシステムの導入
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)

メモ: ファームウェアを 1 回だけアップデートしたときは、工場出荷時にインストールされたコンポーネントファームウェアイ
メージに、ロールバック機能によって戻すことができます。ファームウェアを複数回アップデートすると、工場出荷時のイメー
ジは上書きされていくため、そこに戻ることはできなくなります。
ファームウェアをロールバックするには、以下の手順を行います。
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで、Firmware Update(ファームウェアアップデート)をクリックします。
3. 右ペインで、ファームウェアロールバックの起動 をクリックします。
ファームウェアロールバック ページにロールバックが可能なコンポーネントのリストが表示されます。新しいバージョンがデフ
ォルトで選択されています。
4. 必要なロールバックイメージを選択し、適用 をクリックします。
アップデートプロセスの完了後、システムが再起動される場合があります。複数のアップデートを適用する場合は、アップデー
トとアップデートとの間にシステムが再起動し、Lifecycle Controller に戻ってアップデートを続行する場合があります。
ファームウェアバージョンの比較
アップデートまたはロールバックのバージョンを現在システムにインストールされているバージョンと比較するには、現在 フィール
ドと 利用可能 フィールドのバージョンを比較します。
• Component(コンポーネント) - コンポーネントの名前を表示します。アップデートするコンポーネントに対応するチェックボ
ックスを選択してください。
• 現在 — 現在システムにインストールされているコンポーネントのバージョンが表示されます。
• 使用可能 — 使用可能なファームウェアのバージョンが表示されます。
Trusted Platform Module 設定に影響するデバイスのアップデートとロ
ールバック
起動前測定を有効化した状態で Trusted Platform Module(TPM)を有効にすると、システム上の BitLocker 保護が有効になります。
BitLocker 保護が有効化されると、コンポーネント(RAID コントローラ、NIC、BIOS など)のアップデートまたはロールバックで、
次回のシステム起動中に、リカバリパスワードの入力、またはリカバリキーが含まれる USB フラッシュドライブの挿入が必要にな
ります。TPM の設定方法については、www.dell.com/support で『BIOS
ユ
ー
ザ
ー
ガイド
』を参照してください。
TPM セキュリティが TPM バージョン 1.2 で On with Pre-boot Measurements(起動前測定でオン) または TPM バージョン 2.0 で
TPM Security On(TPM セキュリティをオン) に設定されていることを Lifecycle Controller が検知すると、特定のアップデートで
リカバリパスワード、またはリカバリキーが含まれた USB ドライブが必要になる、というメッセージが表示されます。このメッセ
ージには、BitLocker に影響するコンポーネントも記載されています。
これらのコンポーネントは、アップデートの選択 ページに移動し、該当するコンポーネントのチェックボックスをクリアすること
によって、アップデートやロールバックを行わないよう選択することができます。
ファームウェアアップデート 37