Users Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller GUI バージョン3.00.00.00ユーザーズ ガイド
- 目次
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- オペレーティングシステムの導入
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)
対応デバイス
次のデバイスの部品ファームウェアと設定をアップデートすることができます。
● ファイバチャネルカード
● NIC
● PERC シリーズ 9 および 10
● SAS シリーズ 7 および 8
● 電源装置ユニット(PSU)
メモ: PSU がサポートするのはファームウェアアップデートのみであり、部品交換はサポートされていません。
システムの再利用または廃棄
システム情報は、Lifecycle Controller の [Repurpose or Retire System](システムの再利用または廃棄)オプションを使用して消去
することができます。この機能は、サーバーを再利用または廃棄する前に、サーバーの選択されたコンポーネント上にあるサーバ
ーおよびストレージ関連のデータを恒久的に削除します。この後、選択されたコンポーネントはデフォルトの状態に戻ります。
メモ: [Repurpose or Retire System(システムの再利用または廃棄)] オプションは、インベントリ収集の状態を [Enabled(有
効)] にリセットしてから、iDRAC および BIOS 設定情報、工場出荷時のインベントリ、設定、Lifecycle ログ情報(履歴データ
および作業メモ)、バックアップイメージファイル、不揮発(NV)キャッシュ、vFlash カード、オペレーティングシステムド
ライバパック、ディスクの消去、および診断を恒久的に削除します。この操作中、システムに関連するハードウェアおよびソ
フトウェアインベントリデータも削除されますが、これらはサーバーの次回再起動時に再度作成されます。また、ファームウ
ェアと前のバージョンも削除され、ファームウェアのロールバックに対応できません。
メモ:
● [Repurpose or Retire System](システムの再利用または廃棄)機能は、iDRAC 関連のライセンス情報は削除しません。
● PERC NV キャッシュおよび vFlash カード は、そのサーバ上で PERC および vFlash カードが使用可能である場合にのみ表
示されます。
次が必要な場合は、この機能を使って極秘データおよび設定関係の情報を削除します。
● 管理下システムを破棄する。
● 管理下システムを別のアプリケーションに再利用する。
サーバ情報の削除
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで [ハードウェア設定] をクリックしてから、[システムの再利用または廃棄] をクリックします。
3. [コンポーネントの選択] ページで、[サーバー機能] および [ストレージコンポーネント] から削除する機能とコンポーネ
ントを選択します。
メモ: ストレージディスクの消去には、ディスクサイズやスピードによって、時間がかかる場合があります。
4. [Next](次へ) をクリックします。
削除用に選択された機能およびコンポーネントの概要が表示されます。
5. [Summary(概要)] ページの情報を読み、[Finish(終了)] をクリックします。
6. 操作が完了するとホストサーバの電源が切れ、iDRAC がリセットされます。
iDRAC がバックアップされたら、手動でホストサーバに電源を入れる必要があります。システム消去を行うために BIOS コンポー
ネントを選択する場合、POST 中にその BIOS をデフォルトにリセットするためのフラグが設定され、サーバの電源が再度切れま
す。
ハードウェア診断
システム、およびシステムに接続されたハードウェアが正しく機能しているかどうかを検証する定期的なメンテナンス計画の一環
として、[Hardware Diagnostics utility(ハードウェア診断ユーティリティ)]を使用した診断を実行することが推奨されます。診断
ユーティリティには接続ハードウェアの物理的(論理的ではない)ビューがあるため、オペレーティングシステムや他のオンライ
保守 63