Users Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller GUI バージョン3.00.00.00ユーザーズ ガイド
- 目次
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- オペレーティングシステムの導入
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)
ーマンス向けに使用し、SATA ドライブはコスト効率に優れたソリューション向けに使用します。ディスクプールは物理ディス
クドライブの論理的グループであり、仮想ディスクを 1 つ以上作成することができます。このプロトコルは、RAID 実装に使用
されるタイプのテクノロジです。
● [Media Type(メディアタイプ)] - ディスクプールのメディアタイプに[Hard Disk Drives (HDD)(ハードディスクドライブ
(HDD))]または[Solid State Disks (SSD)(ソリッドステートディスク(SSD))]を選択します。HDD は、データストレージに
従来の回転磁気メディアを使用し、SSD はデータストレージ用にフラッシュメモリを実装します。
● [ディスク起動サイズ] - 以下のディスクブロックサイズのいずれかを選択します。
○ 512 - 512 バイトのブロックサイズのハードディスクドライブ(HDD)が選択されていることを示します。
○ 4K - 4K のブロックサイズのハードディスクドライブ(HDD)が選択されていることを示します。4K ブロックの HDD では、
より高速なデータ転送が、より少ないコマンドで可能になります。
● [T10 Protection Information (T10 PI) Capability(T10 保護情報(T10 PI)機能)] - これは DIF(データ整合性フィールド)として
知られ、これをサポートする HDD は DIF ドライブと呼ばれます。T10 対応 HDD は、各ブロックのデータ整合性フィールドを検
証し、格納します。この操作はディスクにデータを書き込む際に実行され、読み取り要求時にこれらの値が返されます。HDD
に対するデータの読み取りまたは書き込みの際に、データにエラーがないかチェックされます。次の T10 保護情報機能から、
いずれかのタイプを選択します。
○ すべて - T10 PI 対応と非対応の HDD の両方が選択されていることを示します。
○ T10 PI 対応 - T10 PI 対応の HDD のみが選択されていることを示します。
○ 非 T10 対応 - 非 T10 対応の HDD のみが選択されていることを示します。
メモ: バージョン 9.3.2 以降の PERC 9 は T10 PI 機能をサポートしません。
● [暗号化機能] — 暗号化機能を有効にするには[はい]をクリックします。
● [Select Span Length(スパン長の選択)] - スパン長を選択します。スパン長の値は、各スパンに含まれる物理ディスクドライ
ブの数を示します。スパン長さは RAID 10、RAID 50、および RAID 60 にのみ適用されます。[Select Span Length(スパン長の選
択)] ドロップダウンリストは、RAID 10、RAID 50、または RAID 60 が選択されている場合にのみアクティブになります。
● [現在のスパンに残るドライブ数] — 選択されたスパン長の値に基づいて、現在のスパンに残っている物理ディスクドライブ
の数が表示されます。
● 画面下のチェックボックスを使用して、物理ディスクドライブを選択します。物理ディスクドライブの選択では、RAID レベル
およびスパン長の要件を満たす必要があります。すべての物理ディスクドライブを選択するには、[Select All(すべて選択)]
をクリックします。このオプションを選択したら、オプションが [Deselect(選択解除)] に変わります。
仮想ディスク属性の設定
このページを使用して、次の仮想ドライブ属性の値を指定してください。
● [サイズ] — 仮想ドライブのサイズを指定します。
● [ストライプエレメントサイズ] — ストライプエレメントのサイズを選択します。ストライプエレメントサイズは、ストライ
プされている各物理ドライブでストライプが使用するドライブ容量です。[ストライプエレメントサイズ]リストには、画面に
最初に表示されたオプションより多くのオプションが表示される場合があります。すべてのオプションを表示するには、上下
矢印を使用します。
● [読み取りポリシー] — 読み取りポリシーを選択します。
○ [先読み] — コントローラはデータシーク時に仮想ドライブのシーケンシャルセクタを読み取ります。データが論理ドライ
ブのシーケンシャルセクタに書き込まれている場合は、先読みポリシーによってシステムのパフォーマンスが向上する可能
性があります。
○ [先読みなし] — コントローラは先読みポリシーを使用しません。データがシーケンシャルセクタではなくランダムに書き
込まれている場合は、先読みなしポリシーによってシステムのパフォーマンスが向上する可能性があります。
○ [適応先読み] — 最新の読み取り要求でドライブのシーケンシャルセクタにアクセスした場合にのみ、先読みポリシーが使
用されます。最新の読み取り要求でドライブのランダムセクタにアクセスした場合は、先読みなしポリシーが使用されま
す。
● [書き込みポリシー] — 書き込みポリシーを選択します。
○ [ライトスルー] — コントローラはデータがドライブに書き込まれた後でのみ書き込み要求完了信号を送信します。ライト
スルーポリシーでは、データがディスクドライブに書き込まれた後でのみ使用可能と見なされるので、ライトバックポリシ
ーよりもデータセキュリティは優れています。
○ [ライトバック] — データがコントローラキャッシュに入り、ディスクドライブに書き込まれる前に、コントローラから書
き込み要求の完了信号が送信されます。ライトバックポリシーでは、書き込みが高速に行われますが、システムエラーによ
ってデータがドライブに書き込まれなくなるので、データの安全性は劣ります。
○ [ライトバックの強制] — 書き込みキャッシュは、コントローラにおける動作可能のバッテリの有無にかかわらず、有効に
なります。コントローラにバッテリがない場合は、停電時にデータが失われる可能性があります。
● [ディスクキャッシュポリシー] — 書き込みポリシーを選択しします。
○ [有効] - コントローラは仮想ディスクを作成する際に物理ディスクのキャッシュ設定を有効にします。
○ [無効] — コントローラは仮想ディスクを作成する際に物理ディスクのキャッシュ設定を無効にします。
44 設定