Users Guide
OS から iDRAC のパススルー機能が有効化後も機能しない場合は、次の点をチェックするようにしてください。
• iDRAC 専用 NIC ケーブルが正しく接続されている。
• 少なくとも 1 つの LOM がアクティブになっている。
メモ: デフォルト IP アドレスを使用します。USB NIC インタフェースの IP アドレスが iDRAC またはホスト OS IP アドレス
と同じネットワークサブネット内にないことを確認してください。この IP アドレスがホストシステムまたはローカルネット
ワークのその他インタフェースの IP アドレスと競合する場合は、その IP アドレスを変更する必要があります。
メモ: 169.254.0.3 および 169.254.0.4 の IP アドレスは使用しないでください。これらの IP アドレスは、A/A ケーブル使用時
の前面パネルの USB NIC ポート用に予約されています。
メモ: NIC チーミングが有効になっている場合、LOM パススルーを使用してホストサーバから iDRAC にアクセスすることはで
きません。iDRAC には、iDRAC USB NIC を使用してホストサーバ OS から、または iDRAC 専用 NIC 経由で外部ネットワーク
からアクセスできます。
OS から iDRAC へのパススルー用の対応カード
次の表には、LOM を使用した OS から iDRAC へのパススルー機能をサポートするカードのリストが示されています。
表 14. LOM を使用した OS から iDRAC へのパススルー - 対応カード
カテゴリ 製造元 タイプ
NDC Broadcom
• 5720 QP rNDC 1G BASE-T
Intel
• x520/i350 QP rNDC 1G BASE-T
組み込み型 LOM カードも OS から iDRAC へのパススルー機能に対応しています。
USB NIC 対応のオペレーティングシステム
USB NIC 対応のオペレーティングシステムは次のとおりです。
• Server 2012 R2 Foundation Edition
• Server 2012 R2 Essentials Edition
• Server 2012 R2 Standard Edition
• Server 2012 R2 Datacenter Edition
• Server 2012 for Embedded Systems(Base および R2 w/ SP1)
• Server 2016 Essentials Edition
• Server 2016 Standard Edition
• Server 2016 Datacenter Edition
• RHEL 7.3
• RHEL 6.9
• SLES 12 SP2
• ESXi 6.0 U3
• vSphere 2016
• XenServer 7.1
Linux オペレーティングシステムの場合、USB NIC を DHCP としてホストオペレーティングシステムに設定した後で、USB NIC を有
効化します。
vSphere の場合、VIB ファイルをインストールしてから、USB NIC を有効化する必要があります。
メモ: Linux オペレーティングシステムまたは XenServer で USB NIC を DHCP に設定するには、オペレーティングシステムま
たは Hypervisor のドキュメントを参照してください。
VIB ファイルのインストール
vSphere のオペレーティングシステムでは、USB の NIC を有効にする前に、VIB ファイルをインストールする必要があります。
VIB ファイルをインストールするには、以下を実行します。
1. Windows-SCP を使用して、VIB ファイルを ESX-i ホストオペレーティングシステムの /tmp/ フォルダにコピーします。
iDRAC の設定 93