Users Guide
連続する 4 つの IP アドレス(たとえば、192.168.0.212~192.168.0.215)へのログインを制限するには、マスクの最下位の 2 ビット
を除くすべてを選択します
racadm set iDRAC.IPBlocking.RangeEnable 1
racadm set iDRAC.IPBlocking.RangeAddr 192.168.0.212
racadm set iDRAC.IPBlocking.RangeMask 255.255.255.252
範囲マスクの最後のバイトは 252 に設定されています。10 進数では 11111100b に相当します。
詳細については、『iDRAC RACADM CLI ガイド』(www.dell.com/idracmanuals から入手可能) を参照してください。
FIPS モード
FIPS は米国政府機関や請負業者が使用する必要のあるコンピュータセキュリティ基準です。iDRAC はバージョン 2.40.40.40 から
FIPS モードを有効にできます。
IDRAC は今後 FIPS モードのサポートを正式に認証します。
FIPS モードのサポートと検証済み FIPS との違い
暗号モジュール検証プログラムを完了して検証されたソフトウェアは、FIPS 検証済みとみなされます。FIPS 検証の完了には時間が
かかるため、iDRAC の全バージョンで検証済みであるわけではありません。iDRAC の FIPS 検証の最新状況については、NIST Web
サイトの暗号モジュール検証プログラムのページを参照してください。
FIPS モードの有効化
注意: FIPS モードを有効にすると、iDRAC を工場出荷時の設定にリセットします。設定を復元する場合は、FIPS モードを有
効にする前にサーバ構成プロファイル(SCP)をバックアップし、iDRAC の再起動後に SCP を復元します。
メモ: iDRAC ファームウェアを再インストール、またはアップグレードすると、FIPS モードが無効になります。
ウェブインタフェースを使用した FIPS モードの有効化
1. iDRAC ウェブインタフェースで、iDRAC Settings(iDRAC 設定) > Connectivity(接続) > Network(ネットワーク) >
Network Settings(ネットワーク設定) > Advanced Network Settings(ネットワークの詳細設定) の順に移動します。
2. FIPS モード で、有効 を選択して 適用 をクリックします。
メモ: FIPS モードを有効にすると、iDRAC はデフォルト設定にリセットされます。
3. 変更の確認を求めるメッセージが表示されます。OK をクリックします。
iDRAC が FIPS モードで再起動します。iDRAC に再接続するまでに少なくとも 60 秒間待機します。
4. iDRAC の信頼できる証明書をインストールします。
メモ: デフォルトの SSL 証明書は、 FIPS モードで許可されていません。
メモ: IPIM や SNMP の標準準拠の実装のような一部の iDRAC インタフェースは、FIPS コンプライアンスをサポートしていま
せん。
RACADM を使用した FIPS モードの有効化
RACADM CLI を使用して、次のコマンドを実行します。
racadm set iDRAC.Security.FIPSMode <Enable>
FIPS モードの無効化
FIPS モードを無効にするには、iDRAC を工場出荷時のデフォルト設定にリセットする必要があります。
サービスの設定
iDRAC では、次のサービスを設定し、有効にできます。
iDRAC の設定 85