Users Guide
デバイスファームウェアのロールバック
アップグレードを以前に他のインタフェースを使用して実行した場合でも、iDRAC または、Lifecycle Controller がサポートするすべ
てのデバイスのファームウェアをロールバックすることができます。たとえば、ファームウェアが Lifecycle Controller GUI を使用し
てアップグレードされた場合、iDRAC ウェブインタフェースを使用してファームウェアをロールバックできます。複数のデバイスの
ファームウェアロールバックを、1 回のシステム再起動で実行することができます。
単一の iDRAC および Lifecycle Controller ファームウェアがある Dell 第 14 世代 PowerEdge サーバの場合は、iDRAC ファームウェアを
ロールバックすることで、Lifecycle Controller ファームウェアもロールバックされます。
最新の機能とセキュリティが確実にアップデートされるよう、ファームウェアを常にアップデートすることを推奨します。アップ
デート後に不具合が発生した場合、アップデートをロールバックするか、以前のバージョンをインストールする必要があることがあ
ります。以前のバージョンをインストールするには、Lifecycle Controller を使用してアップデートをチェックし、インストールする
バージョンを選択します。
次のコンポーネントのファームウェアロールバックを実行することができます。
• Lifecycle Controller 使用 iDRAC
• BIOS
• ネットワークインタフェースカード(NIC)
• 電源装置ユニット(PSU)
• RAID コントローラ
• バックプレーン
メモ: ファームウェアロールバックは、診断、ドライバパック、および CPLD に対して実行することができます。
ファームウェアをロールバックする前に、次を確認してください。
• iDRAC ファームウェアをロールバックするための設定権限がある。
• サーバー制御権限があり、iDRAC 以外のデバイスすべてのファームウェアをロールバックするために Lifecycle Controller が有効
化されている。
• NIC モードが 共有 LOM として設定されている場合は、専用 に変更する。
ファームウェアは、次のいずれかの方法を使用して以前にインストールしたバージョンにロールバックできます。
• iDRAC ウェブインタフェース
• CMC ウェブインタフェース
• RACADM CLI ー iDRAC および CMC
• Lifecycle Controller GUI
• Lifecycle Controller-Remote Services
iDRAC ウェブインタフェースを使用したファームウェアのロ
ールバック
デバイスファームウェアをロールバックするには、以下の手順を行います。
1. IDRAC ウェブインタフェースで、Maintenance(メンテナンス) > System Update(システムアップデート > Rollback(ロー
ルバック) に移動します。
Rollback(ロールバック) ページに、ファームウェアのロールバックが可能なデバイスが表示されます。デバイス名、関連付け
られているデバイス、現在インストールされているファームウェアバージョン、および使用可能なファームウェアロールバック
バージョンを確認できます。
2. ファームウェアをロールバックする 1 つ、または複数のデバイスを選択します。
3. 選択したデバイスに基づいて、Install and Reboot(インストールおよび再起動) または Install Next Reboot(次回の再起動時
にインストール) をクリックします。iDRAC のみが選択されている場合は、Install(インストール) をクリックします。
インストールおよび再起動 または 次回の 再起動時にインストール をクリックすると、「ジョブキューをアップデートしていま
す」のメッセージが表示されます。
4. ジョブキュー をクリックします。
ステージされているファームウェアアップデートを表示および管理できる ジョブキュー ページが表示されます。
メモ:
• ロールバックモード中は、ユーザーがこのページから移動してもロールバック処理がバックグラウンドで継続されます。
次の場合は、エラー メッセージが表示されます。
管理下システムのセットアップ 73