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Post コードの表示
Post コードは、システム BIOS からの進行状況インジケータであり、パワーオンリセットからの起動シーケンスのさまざまな段階を
示します。また、システムの起動に関するすべてのエラーを診断することも可能になります。Post Codes(Post コード) ページ
には、オペレーティングシステムを起動する直前の Post コードが表示されます。
Post コードを表示するには、Maintenance(メンテナンス) > Troubleshooting(トラブルシューティング) > Post Code(Post
コード) の順に移動します。
POST コード ページには、システムの正常性インジケータ、16 進数コード、およびコードの説明が表示されます。
起動キャプチャとクラッシュキャプチャビデオの表
示
次のビデオ記録を表示できます。
• 最後の 3 回の起動サイクル — 起動サイクルビデオでは、起動サイクルで発生した一連のイベントがログに記録されます。起動
サイクルビデオは、最新の記録から順に並べられます。
• 最後のクラッシュビデオ — クラッシュビデオでは、障害に至った一連のイベントがログに記録されます。
これは、ライセンス付きの機能です。
iDRAC は起動時に 50 フレームを記録します。起動画面の再生は、1 フレーム / 秒の速度で実行されます。ビデオは RAM に保存さ
れており、リセットによって削除されるため、iDRAC をリセットすると起動キャプチャのビデオは利用できなくなります。
メモ:
• 起動キャプチャおよびクラッシュキャプチャのビデオを再生するには、仮想コンソールへのアクセス権限または管理者権限
が必要です。
• iDRAC GUI ビデオプレーヤーに表示されるビデオキャプチャ時間が、他のビデオプレーヤーに表示されるビデオキャプチャ
時間と異なる場合があります。他のすべてのビデオプレーヤーがそれぞれのオペレーティングシステムのタイムゾーンの
時刻を表示する一方で、iDRAC GUI ビデオプレーヤーは iDRAC のタイムゾーンの時刻を表示します。
メモ: DVC 起動キャプチャファイルはビデオではありません。これらはサーバの起動処理中に(ある特定の解像度で)表示さ
れる一連の画面です。DVC プレーヤーはこれらの画面をまとめて変換し、起動ビデオを作成します。DVC(連続スナップショ
ットと差異)からビデオを .mov 形式(実際のビデオ)にエクスポートすると、ビデオが最初にエンコードされたときと同じ
解像度または類似の解像度が使用されます。ビデオは、キャプチャされたときと類似の解像度でエクスポートする必要があり
ます。
メモ: 起動キャプチャファイルの可用性で遅延が発生する理由は、ホストを起動した後、起動キャプチャバッファが一杯にな
らないためです。
Boot Capture(起動キャプチャ) 画面を表示するには、Maintenance(メンテナンス) > Troubleshooting(トラブルシューティ
ング) > Video Capture(ビデオキャプチャ) の順にクリックします。
Video Capture(ビデオキャプチャ) 画面にビデオ記録が表示されます。詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照して
ください。
ビデオキャプチャの設定
ビデオキャプチャを設定するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、Maintenance(メンテナンス) > Troubleshooting(トラブルシューティング) > Video Capture
(ビデオキャプチャ) に移動します。
ビデオキャプチャ ページが表示されます。
2. ビデオキャプチャ設定 ドロップダウンメニューから、次のいずれかのオプションを選択します。
• 無効 — 起動キャプチャは無効です。
• バッファが満杯になるまでキャプチャ — バッファサイズに達するまで起動シーケンスがキャプチャされます。
• POST の最後までキャプチャ — POST の最後まで起動シーケンスがキャプチャされます。
3. 設定を適用するには、適用 をクリックします。
292 iDRAC を使用した管理下システムのトラブルシューティング