Users Guide
to factory default(iDRAC を工場出荷時のデフォルト設定にリセット) ウィンドウが表示されます。この処置は、iDRAC
を工場出荷時のデフォルトにリセットします。次のオプションのいずれかを選択します。
a. すべての設定を破棄しても、ユーザーとネットワーク設定は維持する
b. すべての設定を破棄し、デフォルトのユーザー名を root に、パスワードを出荷時の値(root/shipping 値)にリセットする
c. すべての設定を破棄し、デフォルトのユーザー名を root に、パスワードを calvin (root/calvin)にリセットする
2. Continue(続行)をクリックします。
自動リモート診断のスケジュール
1 回限りのイベントとして、サーバ上で、リモートのオフライン診断を呼び出して結果を返すことができます。診断で再起動が必要
な場合、すぐに再起動するか、次回の再起動またはメンテナンス期間までステージングできます(アップデートを実行する場合と
同様)。診断を実行すると、結果が収集され、内部 iDRAC ストレージに保存されます。この後、diagnostics export racadm コ
マンドを使用して結果を NFS または CIFS ネットワーク共有にエクスポートできます。診断の実行は、適切な WSMAN コマンドを
使用しても行うことができます。詳細については、WSMan のマニュアルを参照してください。
自動リモート診断を使用するには、iDRAC Express ライセンスが必要です。
診断をすぐに実行する、または特定の日付と時刻をスケジュールしたり、診断タイプおよび再起動のタイプを指定することができ
ます。
スケジュールに関しては、以下を指定することができます。
• 開始時刻 - 将来の日付と時刻に診断を実行します。TIME NOW を指定すると、診断は、次回の再起動時に実行されます。
• 終了時刻 - 開始時刻より後、診断がその時まで実行される日付と時刻です。終了時刻までに診断が開始しない場合、有効期限
切れで失敗としてマークされます。TIME NA を指定すると、待機時間は適用されません。
診断テストの種類は次のとおりです。
• 拡張テスト
• エクスプレステスト
• 両方のテストを順に実行
再起動の種類は次のとおりです。
• Power cycle system
• 正常なシャットダウン(オペレーティングシステムの電源をオフ、またはシステムを再起動を待機)
• 強制シャットダウン(オペレーティングシステムに電源オフの信号を送り 10 分待機。オペレーティングシステムの電源が切れ
ない場合、iDRAC が電源サイクルを実行)
スケジュール可能な診断ジョブ、または一度に実行可能なジョブは 1 つのみです。診断ジョブを実行すると、正常に完了、エラー
で終了、または不成功、のいずれかになります。結果を含む診断イベントは Lifecycle Controller ログに記録されます。リモート
RACADM、または WSMan を使用して最近実行した診断の結果を取得できます。
リモートでスケジュールされた診断テストのうち、最新の診断結果を、CIFS、NFS、HTTP、HTTPS などのネットワーク共有にエク
スポートできます。最大ファイルサイズは 5 MB です。
ジョブのステータスが未スケジュールまたはスケジュール済みの場合、診断ジョブをキャンセルできます。診断を実行中の場合は、
ジョブをキャンセルするにはシステムを再起動します。
リモート診断を実行する前に次を確認します。
• Lifecycle Controller が有効化されている。
• ログインおよびサーバー制御権限がある。
RACADM を使用した自動リモート診断のスケジュール
• リモート診断を実行して、結果をローカルシステムに保存するには、次のコマンドを使用します。
racadm diagnostics run -m <Mode> -r <reboot type> -s <Start Time> -e <Expiration Time>
• 最後に実行されたリモート診断結果をエクスポートするには、次のコマンドを使用します。
racadm diagnostics export -f <file name> -l <NFS / CIFS / HTTP / HTTPs share> -u
<username> -p <password>
オプションの詳細については、『iDRAC RACADM CLI ガイド』(www.dell.com/idracmanuals から入手可能) を参照してください。
iDRAC を使用した管理下システムのトラブルシューティング 291