Users Guide
SMCLP の使用
Server Management Command Line Protocol(SMCLP)仕様は、CLI ベースのシステム管理を可能にします。SMCLP は標準文字単位
のストリームを介して管理コマンドを送信するためのプロトコルを定義します。このプロトコルでは、人間指向型コマンドセット
を使用して Common Information Model Object Manager(CIMOM)にアクセスします。SMCLP は、複数のプラットフォームにわた
るシステム管理を合理化するための Distributed Management Task Force(DMTF)SMASH イニシアチブのサブコンポーネントです。
SMCLP 仕様には、管理下エレメントアドレス指定仕様や、SMCLP マッピング仕様に対する多数のプロファイルとともに、さまざ
まな管理タスク実行のための標準動詞とターゲットについて記述されています。
メモ: ここでは、ユーザーに Systems Management Architecture for Server Hardware(SMASH)イニシアチブおよび Server
Management Working Group(SMWG)SMCLP 仕様についての知識があることを前提としています。
SM-CLP は、複数のプラットフォームにわたるサーバ管理を合理化するための Distributed Management Task Force(DMTF)SMASH
イニシアチブのサブコンポーネントです。SM-CLP 仕様は、管理下エレメントアドレス指定仕様や、SM-CLP マッピング仕様に対
する多数のプロファイルとともに、さまざまな管理タスク実行のための標準バーブとターゲットについて説明しています。
SMCLP は iDRAC コントローラのファームウェアからホストされ、Telnet、SSH、およびシリアルベースのインタフェースをサポート
しています。iDRAC SMCLP インタフェースは、DMTF が提供する SMCLP 仕様バージョン 1.0 に基づいています。
メモ: プロファイル、拡張、MOF に関する情報は www.dell.com/support から、DMTF に関する全情報は dmtf.org/
standards/profiles/ から入手できます。
SM-CLP コマンドは、ローカル RACADM コマンドのサブセットを実装します。これらのコマンドは管理ステーションのコマンドラ
インから実行できるため、スクリプトの記述に便利です。コマンドの出力は XML などの明確に定義されたフォーマットで取得で
き、スクリプトの記述や既存のレポートおよび管理ツールとの統合を容易にします。
トピック:
• SMCLP を使用したシステム管理機能
• SMCLP コマンドの実行
• iDRAC SMCLP 構文
• MAP アドレス領域のナビゲーション
• show 動詞の使用
• 使用例
SMCLP を使用したシステム管理機能
iDRAC SMCLP では次の操作が可能です。
• サーバー電源の管理 — システムのオン、シャットダウン、再起動
• システムイベントログ(SEL)の管理 — SEL レコードの表示やクリア
• iDRAC ユーザーアカウントの表示
• システムプロパティの表示
SMCLP コマンドの実行
SMCLP コマンドは、SSH または Telnet インタフェースを使用して実行できます。SSH または Telnet インタフェースを開いて、管
理者として iDRAC にログインします。SMCLP プロンプト(admin ->)が表示されます。
SMCLP プロンプト:
• yx1x ブレードサーバは -$ を使用します。
• yx1x ラックおよびタワーサーバは、admin-> を使用します。
• yx2x ブレード、ラック、およびタワーサーバは、admin-> を使用します。
y は、M(ブレードサーバの場合)、R(ラックサーバの場合)、および T(タワーサーバの場合)など英数字であり、x は数字です。
これは、Dell PowerEdge サーバの世代を示します。
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