Users Guide
メモ: VMCLI 構文では大文字と小文字が区別されます。
セキュリティ確保のため、次の VMCLI パラメータを使用することをお勧めします。
• vmcli -i - VMCLI を起動するためのインタラクティブな方法を有効にします。これにより、別のユーザーがプロセスを確認す
る際にユーザー名とパスワードが表示されません。
• vmcli -r <iDRAC-IP-address[:iDRAC-SSL-port]> -S -u <iDRAC-user-name> -p <iDRAC-user-password> -
c {<device-name> | <image-file>} - iDRAC の CA 証明書が有効かどうかを示します。証明書が有効でない場合は、こ
のコマンドの実行時に警告メッセージが表示されますが、コマンドは正常に実行され、VMCLI セッションが確立されます。
VMCLI パラメータの詳細については、『VMCLI
ヘルプ
』または VMCLI Man
ペ
ー
ジを
参照してください。
仮想メディアにアクセスするための VMCLI コマンド
次の表に、さまざまな仮想メディアへのアクセスに必要な VMCLI コマンドを示します。
表 53. VMCLI コマンド
仮想メディア コマンド
フロッピードライブ
vmcli -r [RAC IP or hostname] -u [iDRAC user
name] -p [iDRAC user password] -f [device
name]
起動可能なフロッピーまたは USB キーイメージ
vmcli -r [iDRAC IP address] [iDRAC user
name]
-p [iDRAC password] -f [floppy.img]
-f オプションを使用した CD ドライブ
vmcli -r [iDRAC IP address] -u [iDRAC user
name]
-p [iDRAC password] -f [device name]|[image
file]-f [cdrom - dev
]
起動可能な CD/DVD イメージ
vmcli -r [iDRAC IP address] -u [iDRAC user
name]
-p [iDRAC password] -c [DVD.img]
ファイルが書き込み防止になっていないと、仮想メディアがイメージファイルに書き込みを行う場合があります。仮想メディアが
メディアに書き込みを行わないようにするには、次の手順を実行します。
• 上書きされないようにする必要があるフロッピーイメージファイルを書き込み禁止にするように、オペレーティングシステムを
設定します。
• デバイスの書き込み禁止機能を使用します。
読み取り専用のイメージファイルを仮想化するとき、複数セッションで同じイメージメディアを同時に使用できます。
物理ドライブを仮想化すると、その物理ドライブには一度に 1 つのセッションしかアクセスできなくなります。
VMCLI オペレーティングシステムのシェルオプション
VMCLI では、シェルオプションを使用して次のオペレーティングシステム機能を有効にします。
• stderr/stdout redirection — 表示されたユーティリティの出力をファイルにリダイレクトします。
たとえば、「大なり」記号(>)の後にファイル名を入力すると、指定したファイルが VMCLI ユーティリティの表示出力で上書き
されます。
メモ: VMCLI ユーティリティは標準入力(stdin)からは読み取りを行いません。したがって、stdin リダイレクトは不要で
す。
• バックグラウンド実行 - デフォルトで、VMCLI ユーティリティはフォアグラウンドで実行されます。ユーティリティをバックグ
ラウンドで実行するには、オペレーティングシステムのコマンドシェル機能を使用します。
268 VMCLI ユーティリティのインストールと使用