Users Guide
• ポート - これはリスニングポート番号です。ポート番号を指定しない場合は、デフォルトのポート番号(1266)が使用されます。
ステータスパラメータの値が FALSE の場合、残りのパラメータは無視できます。この機能には、まだ設定されていない新しい
ポート番号を入力する必要があります。新しいポート番号設定によって既存の OS2iDRAC インバウンドファイアウォールルール
が上書きされ、新しいポート番号を使用して iDRAC に接続できます。値の範囲は 1024 ~ 65535 です。
• IPRange - このパラメータはオプションで、ホストオペレーティングシステム経由で iDRAC に接続することが許可される IP ア
ドレスの範囲を指定します。IP アドレス範囲の形式は、IP アドレスとサブネットのマスクの組み合わせである Classless Inter-
Domain Routing
(CIDR)形式です。たとえば、10.94.111.21/24 です。この範囲外の IP アドレスは、iDRAC へのアクセスが制限さ
れます。
メモ: この機能は IPv4 アドレスのみをサポートします。
Linux オペレーティングシステム経由の iDRAC アクセス
この機能は、ウェブパックで利用可能な setup.sh ファイルを使用してインストールできます。この機能は、デフォルトまたは通
常の iSM インストール済み環境では無効になっています。この機能のステータスを取得するには、次のコマンドを使用します。
Enable-iDRACAccessHostRoute get-status
この機能をインストール、有効化、設定するには、次のコマンドを使用します。
./Enable-iDRACAccessHostRoute <Enable-Flag> [ <source-port> <source-IP-range/source-ip-range-
mask>]
OpenManage Server Administrator と iDRAC サービスモジュールの共存
システムで、OpenManage Server Administrator と iDRAC サービスモジュールの両方を共存させて、正常かつ個別に機能させること
ができます。
iDRAC サービスモジュールのインストール中に監視機能を有効にした場合、インストールが完了した後に iDRAC サービスモジュール
が OpenManage Server Administrator の存在を検出すると、iDRAC サービスモジュールは重複している監視機能一式を無効にします。
OpenManage Server Administrator が実行されている場合、iDRAC サービスモジュールは、OS および iDRAC へのログイン後に、重複
した監視機能を無効にします。
これらの監視機能を iDRAC インタフェースを介して後で再度有効にすると、同じチェックが実行され、OpenManage Server
Administrator が実行されているかどうかに応じて、各機能が有効になります。
iDRAC ウェブインタフェースからの iDRAC サービス
モジュールの使用
iDRAC ウェブインタフェースから iDRAC サービスモジュールを使用するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC Settings(iDRAC 設定) > Overview(概要) > iDRAC Service Module(iDRAC サービスモジュール) > Configure
Service Module(サービスモジュールの設定) に移動します。
iDRAC サービスモジュールのセットアップ ページが表示されます。
2. 次を表示することができます。
• ホストオペレーティングシステムにインストールされている iDRAC サービスモジュールのバージョン
• iDRAC サービスモジュールと iDRAC との接続状態
3. 帯域外監視機能を実行するには、次から 1 つまたは複数のオプションを選択します。
• OS 情報 - オペレーティングシステムの情報を表示します。
• Replicate Lifecycle Log in OS Log(Lifecycle ログを OS ログに複製) - Lifecycle Controller ログをオペレーティングシステ
ムのログに追加します。このオプションは、システムに OpenManage Server Administrator がインストールされている場合は
無効になっています。
• WMI 情報 — WMI 情報が表示されます。
• 自動システム回復処置 - 指定時間(秒)の経過後、システムで自動リカバリ動作を実行します。
• 再起動する
• システムの電源を切る
• システムの電源を入れ直す
このオプションは、システムに OpenManage Server Administrator がインストールされている場合は無効になっています。
iDRAC サービスモジュールの使用 251