Users Guide
すべての iSM 対応 ESXi オペレーティングシステムにおいて、iSM v2.3 は、WinRM リモートコマンドを使用することによってこ
の機能をリモートで有効化するための Common Management Programming Interface(CMPI)メソッドプロバイダをサポートしま
す。
winrm i EnableInBandSNMPTraps http://schemas.dell.com/wbem/wscim/1/cim-schema/2/root/cimv2/
dcim/DCIM_iSMService?
__cimnamespace=root/cimv2/dcim+InstanceID=iSMExportedFunctions -u:<user-name> -p:<passwd> -
r:https://<remote-host-name
ip-address>:443/WSMan -a:basic -encoding:utf-8 -skipCNCheck -skipCACheck -
skipRevocationcheck @{state="[0/1]"}
メモ: トラップに対する VMware ESXi システム全体の SNMP 設定を見直し、設定する必要があります。
メモ: 詳細については、www.dell.com/support にある『帯域内 SNMP アラート』テクニカルホワイトペーパーを参照してくだ
さい。
ホスト OS を介した iDRAC アクセス
この機能を使用することで、iDRAC の IP アドレスを設定することなく、ホスト IP アドレスを使用して、iDRAC ウェブインタフェ
ース、WSMan、RedFish インタフェースを介して、ハードウェアパラメーターを設定およびモニタできます。iDRAC サーバが設定さ
れていない場合はデフォルトの iDRAC 資格情報を使用でき、iDRAC サーバが以前に設定済みである場合は同じ iDRAC 資格情報を引
き続き使用できます。
Windows オペレーティングシステム経由の iDRAC アクセス
このタスクは次の方法を使用して実行することができます。
• ウェブパックを使用して iDRAC アクセス機能をインストールする。
• iSM PowerShell スクリプトを使用して設定する。
MSI を使ったインストール
この機能は、ウェブパックを使用してインストールできます。この機能は、標準的な iSM インストール済み環境で無効に設定され
ています。有効な場合、デフォルトのリスニングポート番号は 1266 です。このポート番号を 1024 ~ 65535 の範囲内で変更できま
す。iSM は iDRAC への接続をリダイレクトします。その後 iSM はインバウンドファイアウォールルールの OS2iDRAC を作成しま
す。リスニングポート番号が、ホストオペレーティングシステムの OS2iDRAC ファイアウォールルールに追加され、受信接続を可能
にします。この機能が有効な場合は、ファイアウォールルールが自動的に有効になります。
iSM 2.4.0 からは、次の Powershell コマンドレットを使用して現在のステータスとリスポート設定を回復できます。
Enable-iDRACAccessHostRoute –status get
このコマンドの出力は、この機能が有効か無効かを示します。この機能が有効の場合は、リスニングポート番号が表示されます。
メモ: この機能を機能させるには、お使いのシステムで Microsoft IP ヘルパーサービスが実行されてることを確認してくださ
い。
iDRAC ウェブインタフェースにアクセスするには、ブラウザで https://<host-name> フォーマットまたは OS-IP>:443/
login.html フォーマットを使用します。詳細は次のとおりです。
• <host-name> - iSM がインストールされ、OS 機能を介した iDRAC アクセスのために設定されたサーバの完全なホスト名です。
ホスト名が存在しない場合は OS IP アドレスを使用できます。
• 443 - デフォルトの iDRAC ポート番号です。これは接続ポート番号と呼ばれ、リスニングポート番号へのすべての受信接続がこ
こにリダイレクトされます。iDRAC ウェブインタフェース、WSMan、RACADM インタフェースから、ポート番号を変更できま
す。
iSM PowerShell コマンドレットを使用した設定
iSM のインストール中にこの機能が無効になった場合、iSM によって提供される次の Windows PowerShell コマンドを使用してこの
機能を再度有効にできます。
Enable-iDRACAccessHostRoute
この機能がすでに設定されている場合は、PowerShell コマンドと対応するオプションを使用して、これを無効化または変更できま
す。利用できるオプションは次のとおりです。
• ステータス - このパラメータは必須です。値の大文字と小文字は区別されず、値は true、false、または get です。
250 iDRAC サービスモジュールの使用