Users Guide
Windows オペレーティングシステム上で動作する Java ベースの仮想コ
ンソールセッション
• Ctrl+Alt+Del キーは、管理対象システムに送信されませんが、常に管理ステーションによって解釈されます。
• すべてのキーストロークをサーバーに渡す機能が有効な場合、次のキーは管理下システムに送信されません。
• ブラウザの戻るキー
• ブラウザの進むキー
• ブラウザの更新キー
• ブラウザの停止キー
• ブラウザの検索キー
• ブラウザのお気に入りキー
• ブラウザの開始およびホームキー
• 音量をミュートするキー
• 音量を下げるキー
• 音量を上げるキー
• 次のトラックキー
• 前のトラックキー
• メディアの停止キー
• メディアの再生 / 一時停止キー
• メールの起動キー
• メディアの選択キー
• アプリケーション 1 の起動キー
• アプリケーション 2 の起動キー
• 個々のキー(異なるキーの組み合わせではなく、単一のキーストローク)はすべて、常に管理下システムに送信されます。これ
には、すべてのファンクションキー、Shift、Alt、Ctrl、および Menu キーが含まれます。これらのキーの一部は、管理ステーシ
ョンと管理下システムの両方に影響を与えます。
たとえば、管理ステーションと管理下システムで Windows オペレーティングシステムが実行され、すべてのキーを渡す機能が無
効な場合は、スタート メニューを開くために Windows キーを押すと、管理ステーションと管理下システムの両方で スタート メ
ニューが開きます。ただし、すべてのキーを渡す機能が有効な場合、スタート メニューは管理下システムでのみ開き、管理ス
テーションでは開きません。
• すべてのキーを渡す機能が無効な場合、動作は押されたキーの組み合わせと、管理ステーション上のオペレーティングシステム
によって解釈された特別な組み合わせによって異なります。
Linux オペレーティングシステム上で動作する Java ベースの仮想コンソ
ールセッション
Windows オペレーティングシステムについて記載されている動作は、次の例外を除き、Linux オペレーティングシステムにも適用さ
れます。
• すべてのキーストロークをサーバーに渡す機能を有効にすると、<Ctrl+Alt+Del> が管理下システムのオペレーティングシステムに
渡されます。
• マジック SysRq キーは、Linux カーネルによって認識されるキーの組み合わせです。管理ステーションまたは管理下システムの
オペレーティングシステムがフリーズし、システムを回復する必要がある場合に便利です。次のいずれかの方法を使用して、
Linux オペレーティングシステムのマジック SysRq キーを有効にできます。
• /etc/sysctl.conf にエントリを追加する
• echo "1" > /proc/sys/kernel/sysrq
• すべてのキーストロークをサーバに渡す機能を有効にすると、マジック SysRq キーが管理下システムのオペレーティングシステ
ムに送信されます。オペレーティングシステムをリセット(つまり、アンマウントまたは同期なしで再起動)するキーシーケン
スの動作は、管理ステーションでマジック SysRq が有効になっているか無効になっているかによって異なります。
• 管理ステーションで SysRq が有効になっている場合は、システムの状態に関わらず、<Ctrl+Alt+SysRq+b> または <Alt+SysRq
+b> によって管理ステーションがリセットされます。
• 管理ステーションで SysRq が無効になっている場合は、<Ctrl+Alt+SysRq+b> または <Alt+SysRq+b> キーによって管理下シス
テムのオペレーティングシステムがリセットされます。
• その他の SysRq キーの組み合わせ(<Alt+SysRq+k>、<Ctrl+Alt+SysRq+m> など)は、管理ステーションで SysRq キーが有効
になっているかどうかに関わらず、管理下システムに渡されます。
242 仮想コンソールの設定と使用