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仮想コンソールの設定と使用
リモートシステムの管理には、仮想コンソールを使用でき、管理ステーションのキーボード、ビデオ、マウスを使用して、管理下シ
ステムの対応するデバイスを制御します。これは、ラックおよびタワーサーバ用のライセンスが必要な機能です。ブレードサーバで
は、デフォルトで使用できます。
主な機能は次のとおりです。
• 最大 6 つの仮想コンソールセッションが同時にサポートされます。すべてのセッションで、同じ管理下サーバコンソールが同時
に表示されます。
• Java、ActiveX または HTML5 プラグインを使って、対応ウェブブラウザで仮想コンソールを起動することができます。
メモ: デフォルトでは、仮想コンソールのタイプは HTML5 に設定されています。
• 仮想コンソールセッションを開いたとき、管理下サーバーはそのコンソールがリダイレクトされていることを示しません。
• 単一の管理ステーションから、1 つ、または複数の管理下システムに対する複数の仮想コンソールセッションを同時に開くこと
ができます。
• 同じプラグインを使用して、管理ステーションから管理下サーバーに対する 2 つのコンソールセッションを開くことはできませ
ん。
• 2 人目のユーザーが仮想コンソールセッションを要求すると、最初のユーザーが通知を受け、アクセスを拒否する、読み取り専用
アクセスを許可する、または完全な共有アクセスを許可するオプションが与えられます。2 人目のユーザーには、別のユーザー
が制御権を持っていることが通知されます。最初のユーザーは 30 秒以内に応答する必要があり、応答しない場合は、デフォル
ト設定に基づいて 2 人目のユーザーにアクセスが付与されます。2 つのセッションが同時にアクティブな場合は、最初のユーザ
ーに、2 人目のユーザーのセッションがアクティブであることを示すメッセージが画面の右上隅に表示されます。最初のユーザー
と 2 人目のユーザーのどちらも管理者権限を持っていない場合は、最初のユーザーのセッションが終了すると、2 人目のユーザー
のセッションも自動的に終了します。
メモ: ウェブインタフェースに表示されるアクティブな仮想コンソールセッションの数は、アクティブなウェブインタフェース
セッションのみです。この数には、Telnet、SSH、RACADM などの他のインタフェースからのセッションは含まれません。
メモ: お使いのブラウザを仮想コンソールにアクセスするように設定する場合は、「仮想コンソールを使用するためのウェブブ
ラウザの設定」を参照してください。
トピック:
• 対応画面解像度とリフレッシュレート
• 仮想コンソールの設定
• 仮想コンソールのプレビュー
• 仮想コンソールの起動
• 仮想コンソールビューアの使用
対応画面解像度とリフレッシュレート
次の表に、管理下サーバーで実行されている仮想コンソールセッションに対してサポートされている画面解像度と対応するリフレッ
シュレートを示します。
表
48. 対応画面解像度とリフレッシュレート
画面解像度 リフレッシュレート (Hz)
720x400 70
640x480 60、72、75、85
800x600 60、70、72、75、85
1024x768 60、70、72、75、85
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