Users Guide
• PCIe SSD エクステンダカード
• PCIe SSD バックプレーン
システムに専用の PCIe バックプレーンが備わっている場合、2 つの FQDD が表示されます。FQDD の 1 つは普通のドライブ
用、もう一方は SSD 用です。バックプレーンが共有(ユニバーサル)の場合、1 つの FQDD のみが表示されます。SSD が直
接接続されている場合、コントローラの FQDD が CPU.1 としてレポートされ、SSD が CPU に直接接続されていることが分
かります。
• ソフトウェアインベントリには、PCIe SSD のファームウェアのバージョンだけが含まれます。
ウェブインタフェースを使用した PCIe SSD のインベントリと監視
PCIe SSD デバイスをインベントリおよび監視するには、iDRAC ウェブインタフェースで、Storage(ストレージ) > Overview(概
要) > Physical Disks(物理ディスク) の順に移動します。プロパティ ページが表示されます。PCIe SSD の場合、Name(名前)
列に PCIe SSD と表示されます。展開してプロパティを表示します。
RACADM を使用した PCIe SSD のインベントリおよび監視
racadm storage get controllers:<PcieSSD controller FQDD> コマンドを使用して、PCIe SSD のインベントリと監視
を行います。
PCIe SSD ドライブのすべてを表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm storage get pdisks
PCIe エクステンダカードを表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm storage get controllers
PCIe SSD バックプレーン情報を表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm storage get enclosures
メモ: 記載されているすべてのコマンドについては、PERC デバイスも表示されます。
詳細については、dell.com/idracmanuals にある
『
iDRAC RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』
を参照してください。
PCIe SSD の取り外しの準備
メモ: この操作は、PCIe SSD が S140 コントローラを使用して構成されている場合はサポートされません。
PCIe SSD は秩序だったホットスワップをサポートしており、デバイスがインストールされているシステムを停止または再起動する
ことなく、デバイスを追加または取り外すことができます。データの損失を避けるため、デバイスを物理的に取り外す前に Prepare
to Remove(取り外しの準備) 操作を行うことが必要です。
秩序だったホットスワップは、対応オペレーティングシステムを実行する対応システムに PCIe SSD が取り付けられている場合にの
みサポートされます。PCIe SSD に対して正しいハードウェア設定が行われていることを確認するには、システム固有のオーナーズ
マニュアルを参照してください。
取り外しの準備 操作は、VMware vSphere(ESXi)システム と HHHL PCIe SSD デバイス上の PCIe SSD ではサポートされていませ
ん。
メモ: 取り外しの準備 操作は、IDRAC サービスモジュールバージョン 2.1 以降を使用する ESXi 6.0 搭載システムでサポートさ
れています。
取り外しの準備 操作は iDRAC サービスモジュールを使用してリアルタイムで実行できます。
Prepare to Remove(取り外しの準備) 操作によって、バックグラウンド処理および進行中の I/O 処理が停止されるため、デバイス
を安全に取り外すことができます。これにより、デバイス上のステータス LED が点滅します。Prepare to Remove(取り外しの準
備) 操作を開始後、次の条件を満たせばシステムからデバイスを安全に取り外すことができます。
• PCIe SSD が安全な取り外し LED パターン(点滅する黄色)で点滅している。
• PCIe SSD にシステムからアクセスできない。
PCIe SSD の取り外しを準備する前に、以下を確認してください。
• iDRAC サービスモジュールが取り付けられている。
• Lifecycle Controller が有効化されている。
222 ストレージデバイスの管理