Users Guide
コントローラ設定のリセット
コントローラの設定をリセットすることができます。この操作を実行すると、仮想ディスクドライブが削除され、コントローラ上
のホットスペアがすべて割り当て解除されます。設定からディスクが削除される以外に、データは消去されません。また、設定を
リセットしても、外部設定は削除されません。この機能のリアルタイムサポートは PERC 9.1 ファームウェアでのみ使用できます。
設定をリセットしても、データは消去されません。初期化せずにまったく同じ設定を再作成できるので、データが修復される可能
性があります。サーバ制御の権限が必要です。
メモ: コントローラ設定をリセットしても、外部設定は削除されません。外部設定を削除するには、設定のクリア操作を実行し
ます。
ウェブインタフェースを使用したコントローラの設定のリセット
コントローラの設定をリセットするには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、Storage(ストレージ) > Overview(概要) > Controllers(コントローラ) の順に移動しま
す。
2. Actions(処置) から、1 つまたは複数のコントローラの Reset Configuration(設定のリセット) を選択します。
3. コントローラごとに 操作モードの適用 ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
4. 適用 をクリックします。
選択した操作モードに基づいて、設定が適用されます。
RACADM を使用したコントローラの設定のリセット
コントローラの設定をリセットするには、次の手順を実行します。
racadm storage resetconfig:<Controller FQDD>
詳細については、dell.com/idracmanuals にある
『
iDRAC RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』
を参照してください。
コントローラモードの切り替え
メモ: コントローラモードの切り替えは、PERC 10 コントローラではサポートされていません。
PERC 9.1 コントローラでは、モードを RAID から HBA に切り替えることでコントローラのパーソナリティを変更できます。コント
ローラは、ドライバがオペレーティングシステムを経由する際の HBA コントローラと同様に動作します。コントローラモードの変
更はステージングされた操作であり、リアルタイムでは行われません。コントローラモードを RAID から HBA に変更する前に、次
を確認してください。
• RAID コントローラがコントローラモードの変更をサポートしている。コントローラモードを変更するオプションは、RAID パーソ
ナリティがライセンスを必要とするコントローラでは使用できません。
• すべての仮想ディスクが削除されている。
• ホットスペアが削除されている。
• 外部設定がクリアまたは削除されている。
• 障害の発生した状態のすべての物理ディスクが削除または固定キャッシュがクリアされている。
• SED に関連付けられているローカルセキュリティキーを削除する必要があります。
• コントローラに保存キャッシュが存在していない(必須)。
• コントローラモードを切り替えるためのサーバー制御権限がある。
メモ: モードを切り替えるとデータが削除されるため、外部設定、セキュリティキー、仮想ディスク、およびホットスペアをバ
ックアップしてからモードを切り替えるようにしてください。
メモ: コントローラモードを変更する前に、PERC FD33xS および FD33xD ストレージスレッドに対して CMC ライセンスが使
用可能であることを確認してください。ストレージスレッドに対する CMC ライセンスの詳細については、www.dell.com/
support にある『
PowerEdge FX2/FX2s
対応
Dell Chassis Management Controller バ
ー
ジョン 1.2 ユ
ー
ザ
ー
ズガイド
』を参照
してください。
コントローラモードの切り替え時の例外
次のリストに、ウェブインタフェース、RACADM、および WSMan などの iDRAC インタフェースを使用してコントローラモードを
設定する際の例外を示します。
218 ストレージデバイスの管理