Users Guide
• 負荷バランスモードを有効または無効にするには、Storage.Controller.PossibleloadBalancedMode オブジェクトを使用しま
す。
• 冗長仮想ディスクで整合性チェックを実行する専用のシステムリソースの割合を指定するには、
Storage.Controller.CheckConsistencyRate オブジェクトを使用します。
• 障害の発生したディスクを再構築する専用のコントローラのリソースの割合を指定するには、Storage.Controller.RebuildRate
オブジェクトを使用します。
• 作成した後に仮想ディスクのバックグラウンド初期化(BGI)を実行する専用のコントローラのリソースの割合を指定するには、
Storage.Controller.BackgroundInitializationRate オブジェクトを使用します。
• 物理ディスクの追加またはディスクグループ上の仮想ディスクの RAID レベルの変更後にディスクグループを再構成する専用の
コントローラのリソースの割合を指定するには、Storage.Controller.ReconstructRate オブジェクトを使用します。
• コントローラに対する外部設定の拡張自動インポートを有効または無効にするには、
Storage.Controller.EnhancedAutoImportForeignConfig オブジェクトを使用します。
• 仮想ドライブを暗号化するためのセキュリティキーを作成、変更、または削除するには、次のコマンドを使用します。
racadm storage createsecuritykey:<Controller FQDD> -key <Key id> -passwd <passphrase>
racadm storage modifysecuritykey:<Controller FQDD> -key <key id> -oldpasswd <old
passphrase> -newpasswd <new passphrase>
racadm storage deletesecuritykey:<Controller FQDD>
外部設定のインポートまたは自動インポート
外部設定とは、1 つのコントローラから別のコントローラに移動された物理ディスク上にあるデータです。移動された物理ディスク
に格納されている仮想ディスクは外部設定と見なされます。
外部設定をインポートして、物理ディスクの移動後に仮想ドライブが失われないようにすることができます。外部設定は、準備完
了状態または劣化状態の仮想ディスク、あるいはインポート可能かすでに存在している仮想ディスク専用のホットスペアが含まれ
ている場合にのみインポートできます。
すべての仮想ディスクデータが存在する必要がありますが、仮想ディスクが冗長 RAID レベルを使用している場合、追加の冗長デー
タは不要です。
たとえば、外部設定に RAID 1 仮想ディスクのミラーリングの片方のみが含まれる場合、仮想ディスクは劣化状態であるためイン
ポートできます。一方、元は 3 台の物理ディスクを使用する RAID 5 として設定された物理ディスク 1 台のみが外部設定に含まれる
場合、RAID 5 仮想ディスクは失敗状態にあり、インポートできません。
仮想ディスクの他に、外部設定には、1 台のコントローラでホットスペアとして割り当てられた後、別のコントローラに移動された
物理ディスクが含まれる場合があります。外部設定のインポートタスクは新しい物理ディスクをホットスペアとしてインポートし
ます。物理ディスクが以前のコントローラで専用ホットスペアとして設定されているが、ホットスペアが割り当てられた仮想ディ
スクが外部設定内に存在しなくなっているという場合、その物理ディスクはグローバルホットスペアとしてインポートされます。
ローカルキーマネージャ(LKM)を使用してロックされた外部設定が検出された場合、このリリースでは iDRAC で外部設定のイン
ポート操作を行うことはできません。CTRL-R を使用してドライブのロックを解除し、iDRAC から外部設定のインポートを続ける必
要があります。
コントローラが外部設定を検出した場合にのみ、外部設定のインポートタスクが表示されます。物理ディスクの状況をチェックし
て、物理ディスクに外部設定(仮想ディスクまたはホットスペア)が含まれるかを識別することもできます。物理ディスクの状況
が外部の場合、物理ディスクに仮想ディスクのすべてまたは一部が含まれるか、ホットスペアの割り当てがあります。
メモ: 外部設定のインポートタスクは、コントローラに追加された物理ディスクにあるすべての仮想ディスクをインポートしま
す。複数の外部仮想ディスクが存在する場合は、全設定がインポートされます。
PERC9 コントローラでは、ユーザーの操作を必要としない外部設定の自動インポートをサポートしています。自動インポートは有効
または無効にできます。有効にすると、PERC コントローラでは、手動による操作なしに、検出された外部設定を自動インポートで
きます。無効にすると、PERC は外部設定を自動インポートしません。
外部設定をインポートするには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。
メモ: システムでオペレーティングシステムを実行している最中に外部エンクロージャのケーブルを抜くことは推奨されませ
ん。ケーブルを抜くと、接続の再確立時に外部設定が生じる原因となる可能性があります。
次の場合に外部構成を管理できます。
• 構成内のすべての物理ディスクが取り外され、再度挿入されている。
• 構成内の一部の物理ディスクが取り外され、再度挿入されている。
• 仮想ディスク内のすべての物理ディスクが取り外され(ただし、取り外しは同時には行われなかった)、再度挿入されている。
• 非冗長仮想ディスク内の物理ディスクが取り外されている。
216 ストレージデバイスの管理