Users Guide
• 外部設定のクリア
• コントローラ設定のリセット
• セキュリティキーの作成、変更、または削除
• 保持キャッシュの破棄
コントローラのプロパティの設定
コントローラについて次のプロパティを設定することができます。
• 巡回読み取りモード(自動または手動)
• 巡回読み取りモードが手動に設定されている場合の巡回読み取りの開始または停止
• 未設定領域の巡回読み取り
• 整合性チェックモード
• コピーバックモード
• ロードバランスモード
• 整合性チェック率
• 再構築率
• BGI 率
• 再構成率
• 拡張自動インポート外部設定
• セキュリティキーの作成または変更
コントローラのプロパティを設定するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
巡回読み取りモードに関する考慮事項
巡回読み取りは、ディスクの故障とデータの損失または破壊を防止するために、ディスクエラーを検出します。SAS および SATA
HDD で 1 週間に 1 回、自動的に実行されます。
次の状況では、巡回読み取りが物理ディスク上で実行されません。
• 物理ディスクは SSD です。
• 物理ディスクが仮想ディスクに含まれていない、またはホットスペアとして割り当てられていない。
• 物理ディスクは、次のタスクのうち 1 つを実行している仮想ディスクに含まれます。
• 再構築
• 再構成または再構築
• バックグラウンド初期化
• 整合性チェック
さらに、巡回読み取り操作は高負荷の I/O 動作中は一時停止され、その I/O が終了すると再開されます。
メモ: 自動モードにおいて巡回読み取りタスクが実行される頻度に関する詳細については、お使いのコントローラのマニュアル
を参照してください。
メモ: コントローラ内に仮想ディスクがない場合、Start(開始) や Stop(停止) などの巡回読み取りモードの動作はサポー
トされません。iDRAC インタフェースを使用して動作を正常に呼び出すことはできますが、関連付けられているジョブが開始
すると操作は失敗します。
負荷バランス
負荷バランスプロパティを使用すると、同一エンクロージャに接続されたコントローラポートまたはコネクタを両方自動的に使用し
て、I/O 要求をルートできます。このプロパティは SAS コントローラでのみ使用可能です。
BGI 率
PERC コントローラでは、冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化が仮想ディスクの作成 0 ~ 5 分後に自動的に開始されます。
冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化によって、仮想ディスクは冗長データの維持と書き込みパフォーマンスの向上に備え
ます。たとえば、RAID 5 仮想ディスクのバックグラウンド初期化完了後、パリティ情報が初期化されます。RAID 1 仮想ディスクの
バックグラウンド初期化完了後は、物理ディスクがミラーリングされます。
バックグラウンド初期化プロセスは、コントローラが、後に冗長データに発生するおそれのある問題を識別し、修正するのに役立
ちます。この点では、バックグラウンド初期化プロセスは整合性チェックに似ています。バックグラウンド初期化は、完了するま
で実行する必要があります。キャンセルすると、0 ~ 5 分以内に自動的に再開されます。バックグラウンド初期化の実行中は、読
214 ストレージデバイスの管理