Users Guide
メモ: 保留中の操作に追加 モードで仮想ディスクを作成し、ジョブが作成されない場合、またその後に仮想ディスクを削除し
た場合は、仮想ディスクに対する保留中の作成操作がクリアされます。
メモ: H330 では RAID 6 および RAID 60 はサポートされません。
仮想ディスクを作成する前の考慮事項
仮想ディスクを作成する前に、次を考慮します。
• コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 - 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上には保存されません。異なる
オペレーティングシステムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシステムが独自の命名規則を使って仮想ディスク
名を変更することがあります。
• ディスクグループとは、1 つ、または複数の仮想ディスクが作成されている RAID コントローラに接続されたディスクを論理的
にグループ化したものです。その際、ディスクグループのすべての仮想ディスクはディスクグループのすべての物理ディスクを
使用します。現在の実装では、論理デバイス作成の際に、混在したディスクグループのブロックがサポートされています。
• 物理ディスクはディスクグループにバインドされます。したがって、1 つのディスクグループで RAID レベルが混在することは
ありません。
• 仮想ディスクに含むことのできる物理ディスクの数には制限があります。これらの制限はコントローラによって異なります。
仮想ディスクを作成する際、コントローラは一定数のストライプとスパン(物理ディスクのストレージを組み合わせる方法)を
サポートします。ストライプとスパンの合計数には制限があるため、使用できる物理ディスクの数も限られます。ストライプと
スパンの制限は、RAID レベルに次のように影響します。
• 最大スパン数は、RAID 10 、RAID 50、および RAID 60 に影響します。
• 最大ストライプ数は、RAID 0、RAID 5、RAID 50、RAID 6 および RAID 60 に影響します。
• 1 つのミラー内の物理ディスク数は常に 2 です。これは RAID 1 および RAID 10 に影響します。
• PCIe SSD 上で仮想ディスクを作成できません。
ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの作成
仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、Storage(ストレージ) > Overview(概要) > Virtual Disks(仮想ディスク)Advanced Filter
(詳細フィルタ) の順に移動します。
2. Virtual Disk(仮想ディスク) セクションで、次の手順を実行します。
a) コントローラ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクを作成するコントローラを選択します。
b) レイアウト ドロップダウンメニューから、仮想ディスクの RAID レベルを選択します。
コントローラでサポートされている RAID レベルのみがドロップダウンメニューに表示されます。また、RAID レベルは、使
用可能な物理ディスクの合計台数に基づいて使用できます。
c) Media Type(メディアタイプ)、Stripe Size(ストライプサイズ)、Read Policy(読み取りポリシー)、Write Policy(書き
込みポリシー)、Disk Cache Policy(ディスクキャッシュポリシー) を選択します。
コントローラでサポートされている値のみが、これらのプロパティのドロップダウンメニューに表示されます。
d) 容量 フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。
ディスクを選択すると、最大サイズが表示され、更新されます。
e) Span Count(スパン数) フィールドは、選択した物理ディスク(手順 3)に基づいて表示されます。この値を設定するこ
とはできません。これは、複数の RAID レベルを選択した後で自動的に計算されます。RAID 10 を選択した場合、およびコン
トローラが不均等 RAID 10 をサポートしている場合、スパン数の値は表示されません。コントローラは、適切な値を自動的に
設定します。
3. 物理ディスクの選択 セクションでは、物理ディスクの数を選択します。
フィールドの詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
4. Apply Operation Mode(操作モードの適用) ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
5. Create Virtual Disk(仮想ディスクの作成) をクリックします。
選択した Apply Operation Mode(操作モードの適用) に基づいて、設定が適用されます。
メモ: ディスクの名前には英数字、スペース、ダッシュ、およびアンダースコアを使用できます。その他の特殊文字を入力
した場合は、仮想ディスクの作成時に削除されます。
RACADM を使用した仮想ディスクの作成
racadm storage createvd コマンドを使用します。
詳細については、『iDRAC RACADM CLI ガイド』(www.dell.com/idracmanuals から入手可能) を参照してください。
ストレージデバイスの管理 207