Users Guide
RAID 60 の特徴
• n*s のディスクを s*(n-2)ディスクの容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。ここで s はスパンの数を、n は
各スパンの中のディスク数を表します。
• 冗長情報(パリティ)は、各 RAID 6 スパンのすべてのディスクに交互に保管されます。
• 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。
• 冗長性の向上によって、RAID 50 よりも優れたデータ保護を提供します。
• RAID 6 と同量に比例するパリティ情報が必要です。
• パリティには、1 スパンあたり 2 つのディスクが必要です。ディスク容量の点から RAID 60 はより高価です。
RAID レベル 10(ストライプ化ミラー)
RAB は RAID レベル 10 を RAID レベル 1 の実装とみなします。RAID 10 は物理ディスクのミラーリング(RAID 1)とデータストライ
ピング(RAID 0)の組み合わせです。RAID 10 では、データは複数の物理ディスクに分かれてストライプ化されます。ストライプ化
されたディスクグループは別の物理ディスクセットにミラーリングされます。RAID 10 は
ストライプのミラ
ー
リング
と考えること
ができます。
ストレージデバイスの管理 197