Users Guide
PERC 機能 CEM 設定応コントローラ(PERC 9.1 以
降)
CEM 設定非対応のコントローラ(PERC
9.0 およびそれ以前)
リアルタイム
メモ: PowerEdge サーバの第 14 世代
では、PERC 9 および PERC 10 コント
ローラがサポートされています。
コントローラに対して保留中の既存のジ
ョブもスケジュールされたジョブも存在
しない場合、設定が適用されます。
そのコントローラに対して保留中または
スケジュール済みのジョブがある場合は、
ジョブをクリアするか、ジョブが完了する
まで待ってからランタイムに設定を適用
する必要があります。ランタイムまたは
リアルタイムは、再起動を必要としないこ
とを意味します。
設定が適用されます。エラーメッセージが
表示されます。ジョブの作成が正常に完
了せず、ウェブインタフェースを使用して
リアルタイムジョブを作成できません。
ステージング 設定オペレーションがすべてステージング
されている場合、設定は再起動後にステー
ジングされ、適用されるか、リアルタイム
で適用されます。
設定は再起動後に適用されます。
トピック:
• RAID の概念について
• 対応コントローラ
• 対応エンクロージャ
• ストレージデバイスの対応機能のサマリ
• ストレージデバイスのインベントリと監視
• ストレージデバイスのトポロジの表示
• 物理ディスクの管理
• 仮想ディスクの管理
• コントローラの管理
• PCIe SSD の管理
• エンクロージャまたはバックプレーンの管理
• 設定を適用する操作モードの選択
• 保留中の操作の表示と適用
• ストレージデバイス — 操作適用のシナリオ
• コンポーネント LED の点滅または点滅解除
RAID の概念について
Storage Management は、ストレージ管理機能を提供するために Redundant Array of Independent Disks(RAID)技術を使用します。
Storage Management について理解するには、RAID についての概念の他、システムにおいて RAID コントローラとオペレーティング
システムがディスク容量をどのように認識するかについてもある程度把握しておく必要があります。
RAID とは
RAID は、システム内に搭載または接続された物理ディスク上にあるデータの保存を管理するためのテクノロジです。RAID の重要
な要素は、複数の物理ディスクの容量の組み合わせを単一の拡張ディスク容量として扱うことができるように、物理ディスクをス
パンする機能です。RAID のその他の重要な要素には、ディスク障害が発生した場合にデータを復元するために使用できる冗長デー
タを維持する機能があります。RAID では、ストライピング、ミラーリング、パリティなどの異なる方法を使用してデータの保存と
再構築を行います。RAID レベルには、データの保存と再構築のために異なる方法を使う異なるレベルがあります。RAID レベルに
は、読み書きパフォーマンス、データ保護、ストレージ容量という観点では異なる特徴があります。冗長データはすべての RAID レ
ベルで維持されるものではなく、一部の RAID レベルでは失われたデータを復元できません。選択する RAID レベルは、優先事項が
パフォーマンスか、保護か、ストレージ容量かによって変わります。
メモ: RAB(RAID Advisory Board)は、RAID の実装に使用される仕様を定義しています。RAB は RAID レベルを定義します
が、異なるベンダーによる RAID レベルの商用実装は、実際の RAID 仕様が異なる場合があります。特定のベンダーの実装は、
読み取りおよび書き込みパフォーマンスとデータの冗長性の度合いに影響することがあります。
ストレージデバイスの管理 191