Users Guide
接続ビュー
データセンター環境では、サーバのネットワーク接続を手動でチェックして、トラブルシューティングを行うことはできません。
iDRAC9 は、iDRAC 接続ビューを使用してこのような作業を合理化します。この機能を使用すると、サーバの展開、更新、監視、お
よび保守に使用しているのと同じ一元化 GUI から、ネットワーク接続をリモートで確認し、トラブルシューティングを行うことが
できます。iDRAC9 接続ビューには、スイッチポートからサーバのネットワークポートや iDRAC(Integrated Dell Remote Access
Controller)専用ポート接続まで、物理マッピングの詳細が表示されます。ブランドに関係なく、サポートされているすべてのネッ
トワークカードが接続ビューに表示されます。
サーバのネットワーク接続を手動でチェックしてトラブルシューティングする代わりに、ネットワークケーブルの接続をリモートで
表示および管理することができます。
接続ビューには、サーバポートに接続されたスイッチポートと iDRAC 専用ポートの情報が表示されます。サーバのネットワークポー
トには、PowerEdge LOM、NDC、メザニンカード、PCIe アドインカードが含まれます。
ネットワークデバイスの接続ビューを表示するには、システム > 概要 > ネットワークデバイス > ネットワークデバイスの FQDD >
ポートとパーティション化されたポート の順に移動します。
iDRAC 設定 > 概要 > 接続ビュー をクリックして、接続ビューを表示することができます。
また、iDRAC 設定 > 接続 > 共通設定 > スイッチ接続ビュー をクリックして、接続ビューを有効または無効にすることもできます。
RACADM の SwitchConnection View コマンドを使用して接続ビューを検出できます。また、winrm コマンドを使用して表示
することもできます。
フィールドまた
はオプション
説明
有効 接続ビュー を有効にするには、有効 を選択します。デフォルトでは、有効 オプションが選択されています。
状態 iDRAC 設定の 接続ビュー で接続ビューオプションを有効にした場合に、有効 と表示されます。
スイッチ接続 ID デバイスポートの接続に使用されているスイッチの LLDP シャーシ ID が表示されます。
スイッチポート接
続 ID
デバイスポートが接続されているスイッチポートの LLDP ポート ID が表示されます。
メモ: 接続ビューが有効化されてリンクが接続されると、スイッチ接続 ID とスイッチポート接続 ID が使用可能になります。関
連付けられたネットワークカードには、接続ビューとの互換性が必要です。iDRAC の設定権限を持つユーザーのみ、接続ビュ
ー 設定を変更できます。
接続ビューの更新
接続ビューの更新 を使用して、スイッチ接続 ID とスイッチポート接続 ID の最新情報を表示します。
メモ: iDRAC にサーバのネットワークポートまたは iDRAC ネットワークポートに関するスイッチの接続およびスイッチのポー
ト接続情報がある場合に、何らかの理由でスイッチの接続およびスイッチのポート接続情報が 5 分以上更新されていないと、
スイッチの接続およびスイッチのポート接続情報はすべてのユーザーインタフェースで古くなった(最後の正常なデータ)とし
て表示されます。UI では、黄色い警告マークが表示されます。これは、一般的な表示で警告を示すものではありません。
接続ビューの可能な値
可能な接続ビュ
ーデータ
説明
機能が無効 接続ビュー機能が無効になっています。接続ビューデータを表示するには、機能を有効にします。
リンクなし ネットワークコントローラポートに関連付けられているリンクがダウンしていることを示します。
使用不可 スイッチで LLDP が有効になっていません。スイッチポートで LLDP が有効になっているかどうかを確認し
ます。
非対応 ネットワークコントローラは、接続ビュー機能をサポートしていません。
古いデータ 最後に正常に動作しているデータ。ネットワークコントローラポートのリンクがダウンしているか、システム
の電源がオフになっています。最新のデータを取得するには、更新オプションを使用して、接続ビューの詳
細を更新します。
有効なデータ 有効なスイッチの接続 ID と、スイッチポートの接続 ID 情報を表示します。
ネットワークデバイスのインベントリ、監視、および設定 181