Users Guide
• システムの電源を入れる
• システムの電源を切る
• NMI(マスクなし割り込み)
• 正常なシャットダウン
• システムをリセットする(ウォームブート)
• システムのパワーサイクル(コールドブート)
3. 適用 をクリックします。詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
RACADM を使用した電源制御操作の実行
電源操作を実行するには、serveraction コマンドを使用します。
詳細については、『iDRAC RACADM CLI ガイド』(www.dell.com/idracmanuals から入手可能) を参照してください。
電力制限
高負荷のシステムがデータセンターに示す AC および DC 電力消費量の範囲を対象とする電力しきい値の限界を表示できます。こ
れは、ライセンス付きの機能です。
ブレードサーバーの電源上限
ブレードシステムの電源投入前に、iDRAC は限られたハードウェアインベントリ情報に基づいてシャーシマネージャにブレードの電
源要件を提供します。電力消費量が時間の経過とともに増加し、システムが最大割り当ての近くまで電力を消費する場合、iDRAC
が CMC に潜在的に最大電力を増やすように要求することがあります。これにより、電力エンベロープが増加します。iDRAC は、
CMC に電力供給を増やすことだけは要求しますが、消費が減っても電力供給を減らすように CMC に要求しません。十分な電力が
割り当てられていない場合は、ブレードシステムの電源が投入されません。
システムの電源が投入されて初期化された後、iDRAC は、実際のハードウェア構成に基づいて新しい電源要件を計算します。CMC
が新しい電源要求を割り当てることができない場合でも、システムの電源は入ったままになります。
CMC は優先順位の低いサーバの未使用電力を回収し、電力を優先順位の高いインフラストラクチャモジュールまたはサーバに割り
当てます。
電力上限ポリシーの表示と設定
電源上限ポリシーが有効になっている場合、システムにユーザー定義の電力制限が適用されます。電力上限が有効になっていない場
合は、デフォルトのハードウェアの電源保護ポリシーが使用されます。この電源保護ポリシーは、ユーザー定義のポリシーとは独立
しています。指定されたしきい値付近に電力消費量を制限するため、システムパフォーマンスは動的に調整されます。
実際の電力消費量は、作業負荷によって異なります。パフォーマンス調整が完了するまで、一時的にしきい値を超過する場合があ
ります。たとえば、潜在的電力消費量の最小値と最大値がそれぞれ 500 W と 700 W のシステムを考えてみます。電力バジェット
のしきい値を指定して、消費を 525 W に抑えることができます。この電力バジェットが設定されている場合、システムのパフォー
マンスが動的に調整され、電力消費量が 525 W 以下に維持されます。
電力上限が非常に低く、周辺光が通常よりも高い場合、システムの電源投入時またはリセット時に電力消費量は一時的に電力上限
を超える場合があります。
電力上限値が推奨される最小しきい値よりも低く設定されると、iDRAC は要求された電力上限を維持できないことがあります。
この値は、ワット、BTU/ 時、または推奨される電力上限に対する割合で指定できます。
電力上限しきい値を BTU/ 時に設定すると、ワット数への変換で最も近い整数に丸められます。電力上限のしきい値がシステムか
ら読み取られた場合のワット数から BTU/ 時の変換も切り捨てられます。切り捨てにより、実際の値はわずかに異なる場合があり
ます。
ウェブインタフェースを使用した電源上限ポリシーの設定
電力ポリシーを表示し、設定するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、設定 > 電源管理 > 電源上限ポリシー の順に移動します。
現在の電力ポリシー制限が 電力上限制限 セクションに表示されます。
2. 電力上限 の下にある 有効 を選択します。
3. 電力上限制限 セクションに、推奨範囲内のワット、BTU/ 時、または推奨システム制限値の最大 % で電力制限値を入力します。
176 電源の監視と管理