Users Guide

サーバーのサービスタグに基づいた XML ファイルを作成したり、DHCP サーバーによって保守されるすべて
iDRAC を設定するために使用できる汎用 XML ファイルを作成したりすることができます。この XML
ァイルは、DHCP サーバーおよび設定されているサーバーの iDRAC によるアクセスが可能な共有の場所
CIFS または NFSに保管されます。DHCP サーバーは、DHCP サーバーオプションを使用して、XML ファ
イル名、
XML ファイルの場所、およびファイルの場所にアクセスするためのユーザー資格情報を指定しま
す。
iDRAC または CMC DHCP サーバーから IP アドレスを取得するときは、デバイスの設定に XML ファイル
が使用されます。自動設定は、iDRAC がその IP アドレスを DHCP サーバーから取得した後にのみ呼び出さ
れます。
DHCP サーバーからの応答がない、またはそのサーバーから IP アドレスを取得できない場合、自動
設定は呼び出されません。
メモ:
自動設定を有効化することができるのは、DHCPv4 および、IPv 4 を有効にする オプションが有効
化されている場合のみです。
自動設定および自動検出機能は、相互排他的です。自動設定機能を動作させるには、自動検出を無
効にする必要があります。
DHCP サーバープール内のすべての Dell PowerEdge サーバーが同じモデルタイプと番号の場合、単一の
xml ファイル(config.xml)が必要です。(これがデフォルトの XML ファイル名です。
個々のサーバーは、個別のホスト名を使用してマップされた異なる設定ファイルを使用して設定することが
できます。特定の要件を備えた異なる複数のサーバーがある環境では、異なる XML ファイル名を使用して各
サーバーを識別できます。例えば、
PowerEdge R720 PowerEdge R520 2 台のサーバーがある場合は、
2 つの XML ファイル、R520-config.xml R720-config.xml を使用する必要があります。
サーバー設定エージェントは、次の順のルールを使用して、ファイル共有上のどの XML ファイルを各 iDRAC/
PowerEdge
サーバーに適用するかを決定します。
1. DHCP オプション 60 で指定したファイル名。
2. <ServiceTag>-config.xml - DHCP オプション 60 でファイル名が指定されていない場合は、システムの
サービスタグを使用して、システムの
XML 設定ファイルを個別に識別します。例:
HardwareInventory_<servicetag>-config.xml
3. < Model number >-config.xml - オプション 60 ファイル名が指定されておらず、<ServiceTag>-
config.xml ファイルが見つからない場合は、使用する XML ファイル名システムのベースとしてモデル
番号を使用します。例
R520-config.xml
4. config.xml - オプション 60 ファイル名、サービスタグベースのファイル、およびモデルベースのファ
イルが使用できない場合は、デフォルトの config.xml ファイルを使用します。
関連リンク
自動設定シーケンス
DHCP オプション
iDRAC ウェブインタフェースを使用した自動設定の有効化
RACADM を使用した自動設定の有効化
自動設定シーケンス
1. Dell サーバーの属性を設定する XML ファイルを作成または変更します。
2. DHCP サーバーおよび DHCP サーバーから割り当てられた IP アドレスであるすべての Dell サーバー
からアクセス可能な共有の場所に、XML ファイルを置きます。
3. DHCP サーバーのベンダーのオプション 43 フィールド内の XML ファイルの場所を指定します。
49