Users Guide

システムをリセットする(ウォームブート)
システムのパワーサイクル(コールドブート)
3. 適用 をクリックします。詳細については、iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
RACADM を使用した電源コントロール操作の実行
電源操作を実行するには、serveraction コマンドを使用します。詳細については、dell.com/support/
manuals にあるiDRAC8 RACADM コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』を参照してくださ
い。
電力制限
高負荷のシステムがデータセンターに示す AC および DC 電力消費量の範囲を対象とする電力しきい値の限
界を表示することができます。これはライセンスが必要な機能です。
ブレードサーバーの電力制限
ブレードサーバーに電源投入される前に、iDRAC CMC に電源要件を提示します。これはブレードが消費
する可能性のある実際の電力よりも高く、限られたハードウェアのインベントリ情報に基づいて計算される
ものです。サーバーが起動された後は、サーバーによる実際の電力消費量に基づき、それよりも低い電力範
囲を要求する場合があります。電力消費量が徐々に増え、サーバーが割り当ての最大限度に近い電力を消費
している場合、iDRAC は最大潜在電力消費量の増加を要求する場合があり、これによりパワーエンベロープ
が増加します。iDRAC は、CMC に対する最大潜在電力消費量要求だけを増加します。消費が減少しても、
iDRAC は最小潜在電力を減少させる要求は行いません。iDRAC は、電力消費量が CMC によって割り当てら
れた電力を超える場合、より多くの電力を要求し続けます。
その後、システムに電源が投入されて初期化され、iDRAC は、実際のブレードの構成に基づき、新しい電源
要件を計算します。CMC が新しい電力要求の割り当てに失敗した場合でも、ブレードは電源オンのままで
す。
CMC は優先順位の低いサーバーの未使用電力を取り戻し、その電力を優先順位の高いインフラストラクチャ
モジュールやサーバーに割り当てます。
十分な電力が割り当てられていない場合は、ブレードサーバーの電源はオンになりません。ブレードに十分
な電力が割り当てられている場合、iDRAC はシステムに電源を投入します。
電力制限ポリシーの表示と設定
電力制限ポリシーを有効にすると、システムに対するユーザー定義の電力制限が施行されます。電力制限ポ
リシーを有効にしない場合は、デフォルトで実装されたハードウェアの電源保護ポリシーが使用されます。
この電源保護ポリシーは、ユーザー定義のポリシーの影響を受けません。システムパフォーマンスは、電力
消費量が指定されたしきい値付近に維持されるよう、動的に調整されます。
実際の電力消費量は、軽い負荷では少なかったり、パフォーマンス調整が完了するまでに一時的にしきい値
を超える場合があります。たとえば、あるシステム設定では、最大電力消費は 700 W であり、最小電力消費
量は 500 W ですが、電力バジェットしきい値を指定して有効にし、現在の 650 W から 525 W に減少させる
ことができます。これ以降、システムのパフォーマンスは、動的に調整され、電力消費量がユーザー指定の
しきい値である 525 W を超えないように維持されます。
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