Users Guide
標準スキーマ Active Directory の概要
次の図に示すように、標準スキーマを使用して Active Directory を統合する場合は、Active Directory と
iDRAC の両方での設定が必要となります。
図 1. Active Directory 標準スキーマによる iDRAC の設定
標準グループオブジェクトは、Active Directory では役割グループとして使用されます。iDRAC アクセスを
持つユーザーは、役割グループのメンバーです。このユーザーに特定の iDRAC へのアクセスを与えるには、
その特定
iDRAC に役割グループ名およびドメイン名を設定する必要があります。役割および権限のレベル
は、Active Directory ではなく、各 iDRAC で定義されます。各 iDRAC には最大 5 つまで役割グループを設定
できます。表の参照番号は、デフォルトの役割グループの権限を示します。
表
14. デフォルトの役割グループの権限
役割グループ デフォルトの権限レベル 許可する権限 ビットマスク
役割グループ 1 なし iDRAC へのログイン、
iDRAC の設定、ユーザー
設定、ログのクリア、サ
ーバー制御コマンドの実
行、仮想コンソールへの
アクセス、仮想メディア
へのアクセス、アラート
のテスト、診断コマンド
の実行。
0x000001ff
役割グループ 2 なし iDRAC へのログイン、
iDRAC の設定、サーバー
制御コマンドの実行、仮
想コンソールへのアクセ
ス、仮想メディアへのア
クセス、アラートのテス
ト、診断コマンドの実行。
0x000000f9
役割グループ 3 なし iDRAC へのログイン
0x00000001
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