Users Guide
Lifecycle Controller-Remote Services を使用したファームウェアのロールバッ
ク
これについての情報は、dell.com/support/manuals にある『Lifecycle Controller Remote Services
クイッ
クスタートガイド
』を参照してください。
iDRAC のリカバリ
iDRAC は、iDRAC を起動できるようにするために、次の 2 つのオペレーティングシステムイメージをサポー
トします。予期しない破壊的なエラーが発生した場合は、両方の起動パスが失われます。
• iDRAC ブートローダーは、起動可能なイメージがないことを検出します。
• システムの正常性と識別 LED が 1/2 秒以下の間隔で点滅します(LED はラックおよびタワーサーバーの
背面と、ブレードサーバーの前面にあります
)。
• ブートローダーが、SD カードスロットをポーリングします。
• Windows オペレーティングシステムを使用して SD カードを FAT でフォーマットするか、Linux オペレ
ーティングシステムを使用して SD カードを EXT3 でフォーマットします。
• firmimg.d7 を SD カードにコピーします。
• SD カードをサーバーに挿入します。
• ブートローダーは SD カードを検出し、点滅している LED を橙色に点灯して、firmimg.d7 を読み取り、
iDRAC を再プログラムし、iDRAC を再起動します。
TFTP サーバーの使用
Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバーを使用して iDRAC ファームウェアをアップグレードまたはダ
ウングレードしたり、証明書をインストールしたりできます。これは SM-CLP および RACADM コマンドラ
インインタフェースで iDRAC にファイルを転送したり、iDRAC からファイルを転送したりするために使用
されます。
TFTP サーバーには、iDRAC の IP アドレスまたは DNS 名を使用してアクセスできる必要があり
ます。
メモ: iDRAC ウェブインタフェースを使用して証明書を転送したり、ファームウェアをアップデートし
たりする場合、TFTP サーバーは必要ありません。
Windows または Linux オペレーティングシステムで netstat -a コマンドを使用して、TFTP サーバーが実
行中であるかどうかを確認できます。TFTP のデフォルトのポートは 69 です。TFTP サーバーが実行中でな
い場合は、次のいずれかの操作を実行します。
• ネットワーク上で TFTP サービスを実行している別のコンピュータを検索します。
• オペレーティングシステム上に TFTP サーバーをインストールします。
サーバープロファイルのバックアップ
システム設定のバックアップは、各種コンポーネント上にインストールされているファームウェアイメージ、
BIOS、RAID、NIC、iDRAC、Lifecycle Controller、ネットワークドーターカード(NDC)、およびこれらの
コンポーネントの構成設定に対して行うことができます。バックアップ操作は、ハードディスクの設定デー
タ、マザーボード、および交換パーツも対象になります。バックアップにより、vFlash SD カードまたはネッ
トワーク共有
(CIFS または NFS)に保存可能な 1 つのファイルが作成されます。
また、特定の日、週、または月に基づいたファームウェアとサーバー構成の定期的バックアップを有効化お
よびスケジュールすることもできます。
バックアップ機能はライセンスが必要な機能であり、iDRAC Enterprise ライセンスで使用可能です。
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