Install Guide
メモ: Redfish クライアントを使用して情報を表示するために必要な iDRAC の最小ファームウェアバージョンは
2.30.30.30 です。
オペレーティングシステムへの Lifecycle Controller ログレプリケーション
Lifecycle Controller(LC)のログを OS ログに複製します。ターゲットとしての OS ログオプションを持つすべてのイベント
(アラートページ、または同等の RACADM / WSMAN インタフェース内)が、iDRAC サービスモジュールを使用して OS ログ
内に複製されます。このプロセスは、Server Administrator によって実行されるシステムイベントログ(SEL)レプリケーショ
ンに似ています。
OS ログに含まれる一連のデフォルトのログは、SNMP トラップ/アラート用に設定されるログと同じです。iDRAC サービス
モジュールがインストールされた後に LC ログに記録されるイベントのみが OS ログに複製されます。Server Administrator
がインストールされている場合は、OS ログ内での重複 SEL エントリを避けるため、モニタ機能が無効になります。
iDRAC サービスモジュール 2.1 以降、LC ログを複製する場所をカスタマイズできるようになりました。デフォルトで、LC ロ
グは、 Windows イベント ビューア の Windows ログ 内にある システム グループに複製されます。LC ログは既存グループに
複製する、または Windows イベント ビューア の アプリケーションとサービスログ フォルダ内に新しいフォルダを作成する
ことができます。
メモ: LC ログを複製する場所を選択できるのは、iDRAC サービスモジュールのカスタムインストール中、または iDRAC
サービスモジュールの変更中のみです。
メモ: iDRAC サービスモジュールの LCL ログのソース名は、iDRAC サービスモジュール から Lifecycle Controller ログ
に変更されました。
自動システムリカバリ機能
自動システムリカバリ機能は、ハードウェア障害発生時にサーバーをリセットするために使用されるハードウェアベースの
タイマーで、再起動、パワーサイクル、指定時間経過後の電源オフなどの自動システムリカバリ操作を実行することができ
ます。この機能が使用できるのは、オペレーティングシステムのウォッチドッグタイマーが無効になっているときだけです。
Server Administrator がインストールされている場合は、重複ウォッチドッグタイマーを避けるためにモニタ機能が無効にな
ります。
Windows Management Instrumentation プロバイダ
iDRAC サービスモジュールと共に提供される Windows Management Instrumentation(WMI)プロバイダは、Windows
Management Instrumentation(WMI)を介してハードウェアデータを公開します。WMI は、オペレーティングシステムインタ
フェースを提供する
Windows ドライバモデルに対する拡張の一式で、これを介して計装コンポーネントが情報と通知を提供
します。WMI は、サーバーハードウェア、オペレーティングシステム、およびアプリケーションを管理するための Distributed
Management Task Force(DMTF)
からの Web-Based Enterprise Management(WBEM)および Common Information Model(CIM)
規格の Microsoft の実装です。WMI プロバイダは、Microsoft System Center などのシステム管理コンソールとの統合に役立
ち、Microsoft Windows サーバーを管理するためのスクリプト記述を可能にします。
自動テクニカルサポートレポート収集
iDRAC のテクニカルサポートレポート(TSR)機能は、ハードウェア、OS、および関連するアプリケーションデータについ
ての情報を収集し、それを圧縮します。現在、
TSR を生成するには OS Collector ツールを手動で実行する必要がありますが、
iDRAC サービスモジュール 2.0 以降のバージョンを使用することにより、OS Collector ツールが関連する OS およびハードウ
ェア情報を自動的に収集します。自動サポートログ収集には、
TSR を使用した OS およびアプリケーション情報収集が含ま
れます。
収集プロセスが自動化されるため、iDRAC サービスモジュールを使用することによってテクニカルサポートレポートを収集
するための手動手順の数が削減されます。
メモ: この機能は、対応 Microsoft または Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでの iDRAC サービ
スモジュール 2.0 以降のバージョンのインストール時に、デフォルトで使用可能になります。この機能を無効にするこ
とはできません。
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