Users Guide
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管理下システムと管理ステーションのセットアップ
iDRAC を使用して帯域外システム管理を実行するには、iDRAC をリモートアクセス用に設定し、管理ステーションと管理下システムをセットアップ
して、対応ウェブブラウザを設定する必要があります。
メモ: ブレードサーバーの場合、設定を実行する前に、CMC および I/O モジュールをシャーシに取り付けて、物理的にシステムをシャー
シに取り付けます。
iDRAC Express および iDRAC Enterprise の両方とも、デフォルトの静的 IP アドレス状態で出荷されます。ただし、弊社では次の 2 つのオプショ
ンも用意しています。
• プロビジョニングサーバー — プロビジョニングサーバーがデータセンター環境にインストールされている場合はこのオプションを使用します。プロ
ビジョニングサーバーは、Dell PowerEdge サーバーで、オペレーティングシステムおよびアプリケーションの展開およびアップグレードの管理および
自動処理を行います。プロビジョニングサーバーのオプションを有効にすることにより、サーバーは、初回起動時に、プロビジョニングサーバーを検
索し、展開やアップグレードプロセスを自動で開始します。
• DHCP — DHCP(Dynamic Host Conguration Protocol:動的ホスト構成プロトコル)サーバーがデータセンター環境にインストールされ
ている場合、または
iDRAC 自動設定または OpenManage Essentials Conguration Manager を使用してサーバーのプロビジョニングを自
動化する場合には、このオプションを使用します。DHCP サーバーは、IP アドレス、ゲートウェイ、およびサブネットマスクを iDRAC に自動的に
割り当てます。
プロビジョニングサーバーまたは DHCP は、サーバーのご注文時に有効にすることができます。いずれの機能においても、有効にするのは無料で
す。ただし、有効にできるのは 1 つの設定のみです。
関連するリンク
iDRAC IP アドレスのセットアップ
管理下システムのセットアップ
デバイスファームウェアのアップデート
デバイスファームウェアのロールバック
管理ステーションのセットアップ
対応ウェブブラウザの設定
iDRAC IP アドレスのセットアップ
iDRAC との双方向通信を有効にするには、お使いのネットワークインフラストラクチャに基づいて初期ネットワーク設定を行う必要があります。次の
いずれかのインタフェースを使用して
IP アドレスをセットアップできます。
• iDRAC 設定ユーティリティ
• Lifecycle Controller(『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照)
• Dell Deployment Toolkit(『Dell Deployment Toolkit ユーザーズガイド』を参照)
• シャーシまたはサーバーの LCD パネル(システムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照)
メモ: ブレードサーバーの場合、CMC の初期設定時にのみ、シャーシの LCD パネルを使用してネットワーク設定を実行することが
できます。シャーシの導入後は、シャーシの LCD パネルを使用して iDRAC を再設定することはできません。
• CMC ウェブインタフェース(『Dell Chassis Management Controller Firmware ユーザーズガイド』を参照)
ラックサーバーとタワーサーバーの場合、IP アドレスをセットアップするか、デフォルトの iDRAC IP アドレス 192.168.0.120 を使用して初期ネットワーク
設定を実行できます。これには、
iDRAC の DHCP または静的 IP のセットアップも含まれます。
ブレードサーバーの場合、iDRAC ネットワークインタフェースはデフォルトで無効になっています。
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