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RAID 10 の特徴
n 個のディスクをn/2ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで n は偶数を表します。
データのミラーイメージは物理ディスクのセット全体にストライピングされます。このレベルでは、ミラーリングを通じて冗長性が提供されます。
いずれかのディスクで障害が起きても、仮想ディスクの動作は中断されません。データはミラーリングされた障害の発生していないディスクのペア
から読み取られます。
読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します。
冗長性でデータを保護します。
RAID レベルパフォーマンスの比較
次の表は、最も一般的な RAID レベルに関するパフォーマンスの特徴を比較したものです。この表は、RAID レベルを選択する際の一般的な指
針です。使用する環境条件を評価した後で
RAID レベルを選択してください。
33. RAID レベルパフォーマンスの比較
RAID レベル データの可用性 読み取りパフォー
マンス
書き込みパフォー
マンス
再構築パフォーマ
ンス
必要な最小ディス
ク数
使用例
RAID 0
なし 大変良好 大変良好 該当なし
N
非重要データ。
RAID 1
優秀 大変良好
2NN = 1
小規模のデータベ
ース、データベース
ログ、および重要
情報。
RAID 5
連続読み取り
良。トランザクショ
ン読み取り大変
良好
ライトバックキャッ
シュを使用しない
限り普通
普通 N + 1N = ディス
クが最低限
2
データベース、およ
び読み取り量の
多いトランザクショ
ンに使用。
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