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RAID レベル 1(ミラーリング)
RAID 1 は冗長データを維持する最もシンプルな方式です。RAID 1 では、データは 1 台または複数台の物理ディスクにミラー化(複製)されます。
物理ディスクに障害が発生した場合、ミラーの反対側からのデータを使用してデータを再構築することができます。
RAID 1 の特徴
• n + n ディスクを n ディスクの容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。Storage Management で現在サポートされているコント
ローラでは、RAID 1 の作成時に 2 つのディスクを選択できます。これらのディスクはミラー化されるため、ストレージの総容量はディスク 1 つ分に
等しくなります。
• データは両方のディスクに複製されます。
• いずれかのディスクで障害が発生しても、仮想ディスクは継続して機能します。データは障害のあったディスクのミラーから読み取られます。
• 読み取りパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
• 冗長性でデータを保護します。
• RAID 1 では冗長性なしでデータを保存するのに必要なディスク数の 2 倍のディスクを使用するため、ディスク容量の点ではより高価です。
RAID レベル 5(分散パリティを用いたストライピング)
RAID 5 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせることでデータの冗長性を提供します。物理ディスクをパリティ専用に割り当てるの
ではなく、パリティ情報は物理グループ内のすべての物理ディスクにストライピングされます。
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