Users Guide
PERC 機能 CEM 設定応コントローラ(PERC 9.1 以降) CEM 設定非対応のコントローラ(PERC
9.0
およびそれ以前)
リアルタイム コントローラに対して保留中の既存のジョブも
スケジュールされたジョブも存在しない場合、
設定が適用されます。
そのコントローラに対して保留中またはスケジュ
ール済のジョブがある場合は、ジョブをクリアす
るか、ジョブが完了するまで待ってからランタイ
ムに設定を適用する必要があります。ランタイ
ムまたはリアルタイムは、再起動を必要としな
いことを意味します。
設定が適用されます。エラーメッセージが表示
されます。ジョブの作成が正常に完了せず、ウ
ェブインタフェースを使用してリアルタイムジョブ
を作成できません。
ステージング 設定オペレーションがすべてステージングされて
いる場合、設定は再起動後にステージングさ
れ、適用されるか、リアルタイムで適用されま
す。
設定は再起動後に適用されます。
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RAID の概念について
ストレージデバイスのインベントリと監視
ストレージデバイスのトポロジの表示
コントローラの管理
物理ディスクの管理
エンクロージャまたはバックプレーンの管理
PCIe SSD の管理
仮想ディスクの管理
コンポーネント LED の点滅または点滅解除
対応コントローラ
対応エンクロージャ
ストレージデバイスの対応機能のサマリ
RAID の概念について
Storage Management は、ストレージ管理機能を提供するために Redundant Array of Independent Disks(RAID)技術を使用します。
Storage Management について理解するには、RAID についての概念の他、システムにおいて RAID コントローラとオペレーティングシステムがディ
スク容量をどのように認識するかについてもある程度把握しておく必要があります。
RAID
とは
?
RAID は、システム内に搭載または接続された物理ディスク上にあるデータの保存を管理するためのテクノロジです。RAID の重要な要素は、複数
の物理ディスクの容量を組み合わせを単一の拡張ディスク容量として扱うことができるように、物理ディスクをスパンする機能です。RAID のその他
の重要な要素には、ディスク障害が発生した場合にデータを復元するために使用できる冗長データを維持する機能があります。
RAID では、スト
ライピング、ミラーリング、パリティなどの異なる方法を使用してデータの保存と再構築を行います。RAID レベルには、データの保存と再構築のため
に異なる方法を使う異なるレベルがあります。
RAID レベルには、読み書きパフォーマンス、データ保護、ストレージ容量という観点では異なる特徴
があります。冗長データはすべての RAID レベルで維持されるものではなく、一部の RAID レベルでは失われたデータを復元できません。選択する
RAID レベルは、優先事項がパフォーマンスか、保護か、ストレージ容量かによって変わります。
メモ: RAB(RAID Advisory Board)は、RAID の実装に使用される仕様を定義しています。RAB は RAID レベルを定義しますが、異
なるベンダーによる RAID レベルの商用実装は、実際の RAID 仕様が異なる場合があります。特定のベンダーの実装は、読み取りお
よび書き込みパフォーマンスとデータの冗長性の度合いに影響することがあります。
ハードウェアとソフトウェア RAID
RAID は、ハードウェアとソフトウェアのどちらを使っても実装することができます。ハードウェア RAID を使用するシステムには、RAID レベルを実装
し、物理ディスクに対するデータの読み書きを処理する
RAID コントローラがあります。オペレーティングシステム提供のソフトウェア RAID を使用す
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