Users Guide
• ドライブグループがサポートしている最大数の仮想ディスクが作成されている。選択したグループから
1 つの仮想ディスクを削除した後で、新しい仮想ディスクを作成する必要があります。
• 選択したコントローラ上でジョブが現在実行中、またはスケジュールされている。このジョブが完了する
まで待つ必要があります。または、このジョブを削除してから新しい操作を試行することができます。ス
ケジュールされたジョブのステータスは、ジョブキュー ページで表示および管理することができます。
• 物理ディスクが非 RAID モードである。iDRAC ウェブインタフェース、RACADM、WS-MAN などの
iDRAC インタフェースを使用する、または <Ctrl+R> を使用して RAID モードに変換する必要がありま
す。
メモ: 保留中の操作に追加 モードで仮想ディスクを作成し、ジョブが作成されない場合、またその後に
仮想ディスクを削除した場合は、仮想ディスクに対する保留中の作成操作がクリアされます。
仮想ディスクを作成する前の考慮事項
仮想ディスクを作成する前に、次を考慮します。
• コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 - 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上に保存
されません。異なるオペレーティングシステムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシステ
ムが独自の命名規則を使って仮想ディスク名を変更することがあります。
• ディスクグループとは、1 つ、または複数の仮想ディスクが作成される RAID コントローラに接続された
ディスクを論理的にグループ化したものです。その際、ディスクグループのすべての仮想ディスクはディ
スクグループのすべての物理ディスクを使用します。現在の実装では、論理デバイス作成の際に、混在し
たディスクグループのブロックがサポートされています。
• 物理ディスクはディスクグループにまとめられるので、1 つのディスクグループで RAID レベルが混在す
ることはありません。
• 仮想ディスクに含める物理ディスク数には制限があります。これらの制限はコントローラによって異な
ります。仮想ディスクの作成で、コントローラは一定数のストライプとスパン(物理ディスクのストレー
ジを組み合わせる方法)をサポートします。ストライプとスパンの合計数が制限されているため、使用で
きる物理ディスク数も限られます。ストライプとスパンの制限によって、RAID レベルは次のような影響
を受けます。
– 最大スパン数は、RAID 10 、RAID 50、および RAID 60 に影響します。
– 最大ストライプ数は、RAID 0、RAID 5、RAID 50、RAID 6 および RAID 60 に影響します。
– 1 つのミラー内の物理ディスク数は常に 2 です。これは RAID 1 および RAID 10 に影響します。
• PCIe SSD 上で仮想ディスクを作成できません。
ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの作成
仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、概要 → ストレージ → 仮想ディスク → 作成 を選択します。
仮想ディスクの作成 ページが表示されます。
2. 設定 セクションで、次の手順を実行します。
a. 仮想ディスクの名前を入力します。
b. コントローラ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクを作成するコントローラを選択します。
c. レイアウト ドロップダウンメニューから、仮想ディスクの RAID レベルを選択します。
コントローラでサポートされている RAID レベルのみがドロップダウンメニューに表示されます。
また、RAID レベルは、使用可能な物理ディスクの合計台数に基づいて使用できます。
d. メディアタイプ、ストライプサイズ、読み取りポリシー、書き込みポリシー、ディスクキャッシュポ
リシー、T10 PI 機能 を選択します。
コントローラでサポートされている値のみが、これらのプロパティのドロップダウンメニューに表示
されます。
e. 容量 フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。
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