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• NVMe SSD デバイスの取り外し準備
オペレーティングシステム情報
Server Administrator は現在、オペレーティングシステム情報およびホスト名を iDRAC と共有しています。
iDRAC サービスモジュールは、ホスト OS 名、サーバーホスト IP アドレス情報、OS バージョン、完全修飾
ドメイン名
(FQDN)といった同様の情報を iDRAC に提供します。また、ホスト OS 上のネットワークイン
タフェースも表示されます。このモニタ機能はデフォルトで有効で、Server Administrator がホスト OS にイ
ンストールされていても使用することができます。
オペレーティングシステムへの Lifecycle Controller ログレプリケーション
Lifecycle Controller(LC)のログを OS ログに複製します。ターゲットとしての OS ログオプションを持つ
すべてのイベント(アラートページ、または同等の RACADM / WSMAN インタフェース内)が、iDRAC サー
ビスモジュールを使用して OS ログ内に複製されます。このプロセスは、Server Administrator によって実行
されるシステムイベントログ(SEL)レプリケーションに似ています。
OS ログに含まれる一連のデフォルトのログは、SNMP トラップ/アラート用に設定されるログと同じです。
iDRAC サービスモジュールがインストールされた後に LC ログに記録されるイベントのみが OS ログに複製
されます。Server Administrator がインストールされている場合は、OS ログ内での重複 SEL エントリを避け
るため、モニタ機能が無効になります。
iDRAC サービスモジュール 2.1 では、LC ログを複製する場所をカスタマイズできます。デフォルトでは、
LC ログは、 Windows イベント ビューア の Windows ログ 内にある システム グループに複製されます。
LC ログは既存グループに複製する、または Windows イベント ビューア の アプリケーションとサービスロ
グ
フォルダ内に新しいフォルダを作成することができます。
メモ: LC ログを複製する場所を選択できるのは、iDRAC サービスモジュールのカスタムインストール
中、または
iDRAC サービスモジュールの変更中のみです。
メモ: iDRAC サービスモジュールの LCL ログのソース名は、iDRAC サービスモジュール から Lifecycle
Controller ログ に変更されました。
自動システムリカバリ機能
自動システムリカバリ機能は、ハードウェア障害発生時にサーバーをリセットするために使用されるハード
ウェアベースのタイマーで、再起動、パワーサイクル、指定時間経過後の電源オフなどの自動システムリカ
バリ操作を実行することができます。この機能が使用できるのは、オペレーティングシステムのウォッチド
ッグタイマーが無効になっているときだけです。
Server Administrator がインストールされている場合は、重
複ウォッチドッグタイマーを避けるためにモニタ機能が無効になります。
Windows Management Instrumentation プロバイダ
iDRAC サービスモジュールと共に提供される Windows Management Instrumentation(WMI)プロバイダ
は、Windows Management Instrumentation(WMI)を介してハードウェアデータを公開します。WMI は、
オペレーティングシステムインタフェースを提供する
Windows ドライバモデルに対する拡張の一式で、こ
れを介して計装コンポーネントが情報と通知を提供します。WMI は、サーバーハードウェア、オペレーティ
ングシステム、およびアプリケーションを管理するための Distributed Management Task Force(DMTF)か
らの
Web-Based Enterprise Management(WBEM)および Common Information Model(CIM)規格の
Microsoft の実装です。WMI プロバイダは、Microsoft System Center などのシステム管理コンソールとの統
合に役立ち、Microsoft Windows サーバーを管理するためのスクリプト記述を可能にします。
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