Users Guide
IPMI SOL を使用した iDRAC との通信
IPMI シリアルオーバー LAN(SOL)は、管理下システムのテキストベースのコンソールシリアルデータを
iDRAC の専用または共有帯域外 Ethernet 管理ネットワークを介してリダイレクトすることを可能にします。
SOL を使用して、次の操作を行えます。
• タイムアウトなしでオペレーティングシステムにリモートアクセスする。
• Windows の Emergency Management Services(EMS)または Special Administrator Console(SAC)、
Linux シェルでホストシステムを診断する。
• POST 中サーバーの進捗状況を表示し、BIOS セットアッププログラムを再設定する。
SOL 通信モードを設定するには、次の手順を実行します。
1. シリアル接続のための BIOS を設定します。
2. SOL を使用するように iDRAC を設定します。
3. サポートされるプロトコル(SSH、Telnet、IPMItool)を有効にします。
関連概念
シリアル接続のための BIOS の設定
SOL を使用するための iDRAC の設定
対応プロトコルの有効化
シリアル接続のための BIOS の設定
BIOS をシリアル接続用に設定するには、次の手順を実行します。
メモ: これは、ラックおよびタワーサーバー上の iDRAC にのみ適用されます。
1. システムの電源を入れるか、再起動します。
2. <F2> を押します。
3. システム BIOS 設定 → シリアル通信 と移動します。
4. 次の値を指定します。
• シリアル通信 — コンソールリダイレクトでオン。
• シリアルポートアドレス — COM2。
メモ: シリアルポートアドレス フィールドの シリアルデバイス 2 も com1 に設定されている
場合は、シリアル通信 フィールドを com1 のシリアルリダイレクトでオン に設定できます。
• 外部シリアルコネクタ — シリアルデバイス 2
• フェイルセーフボーレート — 115200
•
リモートターミナルの種類 — VT100/VT220
• 起動後のリダイレクト — 有効
5. 次へ をクリックしてから、終了 をクリックします。
6. はい をクリックして変更を保存します。
7. <Esc> を押して セットアップユーティリティ を終了します。
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