Reference Guide
システム管理製品概要
Dell ハードウェア管理ツール
Lifecycle Controller 搭載 Integrated Dell Remote Access
Controller
Lifecycle Controller 搭載 integrated Dell Remote Access Controller 9（iDRAC9）は、エージェントフリーの高度なローカルおよびリモー
トサーバ管理を実現します。各 PowerEdge サーバに組み込まれた iDRAC9 によって、多数の一般的な管理タスクを自動化する安全
な方法がもたらされます。iDRAC は各 PowerEdge サーバに組み込まれているため、ソフトウェアを追加でインストールする必要は
ありません。電源コードとネットワークケーブルを接続するだけで、Lifecycle Controller 搭載 iDRAC を使用する準備は完了です。オ
ペレーティングシステム（OS）やハイパーバイザをインストールする前に、IT 管理者はサーバ管理機能の完全なセットを手元に持
っていることになります。
iDRAC9 は Dell EMC PowerEdge ポートフォリオ全体に組み込まれているので、同じ IT 管理テクニックとツールをあらゆる場所で適
用できます。この一貫した管理プラットフォームにより、組織におけるインフラストラクチャへのニーズの高まりに応じて、
PowerEdge サーバを容易に拡張できます。お客様は、PowerEdge サーバを管理する拡張性の高い最新の方法として、iDRAC RESTful
API
を使用できます。この API によって、iDRAC は Redfish 標準をサポートすると共に、Dell EMC 拡張を用いてそのサポートを強化
し、大規模な PowerEdge サーバの管理を最適化できます。iDRAC を中心に据え、システム管理ツールの OpenManage ポートフォリ
オ全体を使用することで、どのお客様も環境の規模に応じて、効果的かつお手頃なソリューションをカスタマイズできます。
iDRAC は、ファームウェアのアップデート、バックアップおよび復元、ライフサイクルログ、ハードウェアインベントリのエクス
ポートなどの Lifecycle Controller の機能を共有します。詳細については、www.dell.com/idracmanuals の Lifecycle Controller 搭載
iDRAC に関するドキュメントを参照してください。
Chassis Management Controller
Chassis Management Controller は、Web インタフェースまたはコマンドラインインタフェースを使用して複数のサーバ、I/O モジュ
ール、および共有の電力または冷却を管理するための組み込みシステム管理ハードウェアおよびソフトウェアのソリューションで
す。
CMC は、Lifecycle Controller テクノロジ搭載の iDRAC を使用して、BIOS またはコンポーネントファームウェアのアップデートと
BIOS の設定を 1 対多の操作で行います。
CMC は次のシャーシで利用できます。
• PowerEdge M1000e - このシャーシは、デル初のブレードサーバソリューションです。このシャーシは、ブレードを用いたサーバ
ーソリューションの導入を選択した企業に対して、インフラストラクチャ（業界最高レベルの電源と冷却、ネットワーク、およ
びブレードの容易な管理）を提供します。マルチシャーシ管理機能を備えた単一の Chassis Management Controller インタフェー
スは、最大 9 台のシャーシ、288 台のサーバ、54 台の電源装置、および 81 個のファンを追加のケーブル配線なしで監視および
管理できます。シャーシには、冗長性のある 2 つの CMC モジュール用のスロットが装備されていて、一方の Chassis
Management Controller モジュールが機能しなくなっても、管理者はシャーシに接続できます。
• PowerEdge VRTX - このシャーシは、サーバ、ストレージ、ネットワーキングをコンパクトなパッケージにまとめた、革新的で管
理しやすいプラットフォームです。リモートおよびオフィスでの利用に最適化されています。主な機能の 1 つに、
複
数
のサ
ー
バ
ー
ノ
ー
ドにわたる共有ストレ
ー
ジ
とオンボード RAID コントローラがあります。このシャーシには、最大 4 つのサーバーノード、
最大 48 TB の内蔵共有ストレージ、およびネットワークスイッチングを収納できます。PowerEdge VRTX には、他のブレードサ
ーバソリューションには用意されていない、PCIe スロットを使用する機能があります。PowerEdge VRTX は、ブレードサーバの
密度とラックサーバの I/O オプションの柔軟性を併せ持つため、共有シャーシ管理を使用しながらコストを抑えた PCIe カード
を使用できます。
• PowerEdge FX2/FX2s - FX2 エンクロージャにより、サーバとストレージは電力、冷却、管理、およびネットワーキングを共有で
きます。これには、冗長電源装置（1100 W、1600 W、2000 W、2400 W）と 8 個の冷却ファンが搭載されています。柔軟性に
優れたコンパクトな設計の FX2 シャーシでは、必要な時と場所に応じてリソースをシンプルかつ効率よくインフラストラクチャ
に追加できるため、需要と予算のニーズに合わせて投資レベルを決定できます。また、FX2 エンクロージャは、ケーブル配線の
簡素化、サーバ内の東西トラフィックの改善、および LAN/SAN コンバージェンスの有効化を可能にする複数の IO アグリゲータ
への I/O モジュールも提供し、コストと複雑さを低減します。
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