Concept Guide
• ビジネスクリティカルな問題を解決するための SupportAssist Collection の表示
• サーバープロファイルのインポート機能を使用したマザーボードの交換
本リリースの新機能
本リリースでサポートされているアップデートは、次のとおりです。
• Dell EMC DSS 9500 および DSS 9250 サーバのサポートを追加。
• ファームウェアリポジトリのインポート、インポート / エクスポートのためのローカルファイルストリーミング、オプションの JSON フォーマットなど、サーバ設定
プロファイルサポートの拡張。
Lifecycle Controller Remote Services を使用する利点
デルが最も一般的な管理タスクと、それらに関連する効率性を調査したとき、管理タスクを実行するためにかかる余分な時間は、ツールが理由で発生す
るものではなく、数個のツール間で機能が分割されるためであることを発見しました。たとえば、プロビジョニング、導入、およびアップデートなどの最も一般
的なタスクは、複数のツールとメディアフォーマットだけでなく、ドライバやファームウェアといったツールの Web での検索も必要としていました。この従来のデリ
バリーモデルは、時間の非効率的な使用、エラーの可能性、およびセキュリティリスクの可能性を生じる結果となっていました。Lifecycle Controller-
Remote Services
はこれらのシステム管理問題すべてに対応します。
Lifecycle Controller のライセンス可能機能
Web Services for Management(WS-MAN)ライセンスと権限仕様には、Lifecycle Controller 搭載の Integrated Dell Remote Access Controller
(iDRAC)
によって提供される WSMAN API を使用するために必要なライセンスと権限情報のすべてが包含されています。
これは、第
11 世代 Dell PowerEdge サーバーをはじめに、iDRAC(Express ライセンス、Enterprise ライセンス、および vFlash SD カード機能)の一部
として提供されてきました。第
12 および
13 世代 PowerEdge サーバーでは Flash 機能が iDRAC Enterprise ライセンスに含まれていることから、
Lifecycle Controller 2.0 以降では vFlash のライセンスを別途取得する必要がありません。デルの第
12 および
13 世代の PowerEdge サーバーは、
Express または Enterprise ライセンスのみを使用します。
Lifecycle Controller 管理機能は、管理機能または機能性それぞれについての包括的な詳細を提供する Dell Common Information Model(DCIM)
プロファイル仕様によって明確な分野に分割され、表現されます。これらの機能は、無料、部分的にライセンス対象、または完全にライセンス対象である
場合があります。また、機能へのアクセス性は WS-MAN 要求と共に提供される資格情報によって定義され、管理者または読み取り専用アクセスなど
の、ユーザー割り当ての権限資格情報にマップされます。
Redsh と Web サービス API について
Web Services-Management(WS-MAN)は、Distributed Management Task Force(DMTF)のオープン標準で、サーバ、デバイス、アプリケーシ
ョン、および各種
Web サービスを管理するための Simple Object Access Protocol (SOAP)ベースのプロトコルを定義します。WS-MAN は、システム
が IT インフラストラクチャ全体の管理情報にアクセスし、交換するための共通手段を提供します。
DMTF は、企業 IT 環境におけるシステム管理のための標準を開発、維持、および促進する業界団体です。DMTF データモデルは複雑で、ユーザー名
とパスワードの指定やユーザーアカウントへの管理者権限の付与といった単純な操作を行うために、通常は複数のトランザクションを必要とします。こうし
たトランザクションの数を減らすため、Lifecycle Controller には属性モデルをベースとする、管理用の Dell データモデルも用意されています。
スケーラブルプラットフォーム管理フォーラム(SPMF)では、Distributed Management Task Force(DMTF) の Redsh API を公開しています。これ
は、業界標準のオープンな仕様およびスキーマで、スケーラブルプラットフォームハードウェアのシンプルかつ現代的でセキュアな管理に対する IT 管理者の
ニーズを満たすように設計されています。
Redsh は、ハイパーメディア RESTful インタフェース内でデータモデル表現を使用した NextGen 管理標準で
す。このデータモデルは、標準のスキーマおよびマシンが読み取れるスキーマの観点から定義されています。また、メッセージのペイロードは JSON で表現
され、プロトコルは
OData v4 を使用しています。Redsh はハイパーメディア API であり、一貫性のあるインタフェースを使用してさまざまな実装を表現で
きます。これには、データセンターのリソースの検出と管理、イベント処理、および存続時間が長いタスクの管理のためのメカニズムが含まれています。
はじめに
7