Users Guide
Table Of Contents
- iDRAC 8/7 v2.50.50.50ユーザーズ ガイド
- 概要
- iDRAC へのログイン
- ローカルユーザー、Active Directory ユーザー、または LDAP ユーザーとしての iDRAC へのログイン
- スマートカードを使用した iDRAC へのログイン
- シングルサインオンを使用した iDRAC へのログイン
- リモート RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- ローカル RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- ファームウェア RACADM を使用した iDRAC へのアクセス
- SMCLP を使用した iDRAC へのアクセス
- 公開キー認証を使用した iDRAC へのログイン
- 複数の iDRAC セッション
- デフォルトログインパスワードの変更
- デフォルトパスワード警告メッセージの有効化または無効化
- IP ブロック
- 無効なパスワード資格情報
- 管理下システムと管理ステーションのセットアップ
- iDRAC IP アドレスのセットアップ
- 管理ステーションのセットアップ
- 管理下システムのセットアップ
- 対応ウェブブラウザの設定
- デバイスファームウェアのアップデート
- ステージングされたアップデートの表示と管理
- デバイスファームウェアのロールバック
- サーバープロファイルのバックアップ
- サーバプロファイルのインポート
- 他のシステム管理ツールを使用した iDRAC の監視
- iDRAC の設定
- iDRAC 情報の表示
- ネットワーク設定の変更
- FIPS モード
- サービスの設定
- VNC クライアントを使用したリモートサーバーの管理
- 前面パネルディスプレイの設定
- タイムゾーンおよび NTP の設定
- 最初の起動デバイスの設定
- OS から iDRAC へのパススルーの有効化または無効化
- 証明書の取得
- RACADM を使用した複数の iDRAC の設定
- ホストシステムでの iDRAC 設定を変更するためのアクセスの無効化
- iDRAC と管理下システム情報の表示
- iDRAC 通信のセットアップ
- DB9 ケーブルを使用したシリアル接続による iDRAC との通信
- DB9 ケーブル使用中の RAC シリアルとシリアルコンソール間の切り替え
- IPMI SOL を使用した iDRAC との通信
- IPMI over LAN を使用した iDRAC との通信
- リモート RACADM の有効化または無効化
- ローカル RACADM の無効化
- 管理下システムでの IPMI の有効化
- 起動中の Linux のシリアルコンソールの設定
- サポート対象の SSH 暗号スキーム
- ユーザーアカウントと権限の設定
- ユーザー名およびパスワードで推奨される文字
- ローカルユーザーの設定
- Active Directory ユーザーの設定
- iDRAC の Active Directory 認証を使用するための前提条件
- サポートされている Active Directory 認証メカニズム
- 標準スキーマ Active Directory の概要
- 標準スキーマ Active Directory の設定
- 拡張スキーマ Active Directory の概要
- 拡張スキーマ Active Directory の設定
- Active Directory 設定のテスト
- 汎用 LDAP ユーザーの設定
- シングルサインオンまたはスマートカードログインのための iDRAC の設定
- アラートを送信するための iDRAC の設定
- ログの管理
- 電源の監視と管理
- ネットワークデバイスのインベントリ、監視、および設定
- ストレージデバイスの管理
- RAID の概念について
- 対応コントローラ
- 対応エンクロージャ
- ストレージデバイスの対応機能のサマリ
- ストレージデバイスのインベントリと監視
- ストレージデバイスのトポロジの表示
- 物理ディスクの管理
- 仮想ディスクの管理
- コントローラの管理
- PCIe SSD の管理
- エンクロージャまたはバックプレーンの管理
- 設定を適用する操作モードの選択
- 保留中の操作の表示と適用
- ストレージデバイス — 操作適用のシナリオ
- コンポーネント LED の点滅または点滅解除
- 仮想コンソールの設定と使用
- 仮想メディアの管理
- VMCLI ユーティリティのインストールと使用
- vFlash SD カードの管理
- SMCLP の使用
- iDRAC サービスモジュールの使用
- サーバー管理用 USB ポートの使用
- iDRAC Quick Sync の使用
- オペレーティングシステムの導入
- iDRAC を使用した管理下システムのトラブルシューティング
- よくあるお問い合わせ(FAQ)
- 使用事例シナリオ
- アクセスできない管理下システムのトラブルシューティング
- システム情報の取得とシステム正常性の評価
- アラートのセットアップと電子メールアラートの設定
- Lifecycle ログとシステムイベントログの表示とエクスポート
- iDRAC ファームウェアをアップデートするためのインタフェース
- 正常なシャットダウンの実行
- 新しい管理者ユーザーアカウントの作成
- サーバのリモートコンソールの起動と USB ドライブのマウント
- 連結された仮想メディアとリモートファイル共有を使用したベアメタル OS のインストール
- ラック密度の管理
- 新しい電子ライセンスのインストール
- 一度のホストシステム再起動における複数ネットワークカードへの IO アイデンティティ構成設定の適用
コントローラでサポートされている RAID レベルのみがドロップダウンメニューに表示されます。また、RAID レベルは、使
用可能な物理ディスクの合計台数に基づいて使用できます。
d. [メディアタイプ]、[ストライプサイズ]、[読み取りポリシー]、[書き込みポリシー]、[ディスクキャッシュポリシー]、[T10
PI 機能] を選択します。
コントローラでサポートされている値のみが、これらのプロパティのドロップダウンメニューに表示されます。
e. [容量] フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。
ディスクを選択すると、最大サイズが表示され、更新されます。
f. [スパン数] フィールドは、選択した物理ディスク(手順 3)に基づいて表示されます。この値を設定することはできませ
ん。これは、複数の RAID レベルを選択した後で自動的に計算されます。RAID 10 を選択した場合、およびコントローラが不
均等 RAID 10 をサポートしている場合、スパン数の値は表示されません。コントローラは、適切な値を自動的に設定します。
3. 物理ディスクの選択 セクションでは、物理ディスクの数を選択します。
フィールドの詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
4. 操作モードの適用 ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
5. [仮想ディスクの作成] をクリックします。
選択した [操作モードの適用] に基づいて、設定が適用されます。
RACADM を使用した仮想ディスクの作成
racadm storage createvd コマンドを使用します。
詳細については、dell.com/idracmanuals にある
『
iDRAC RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』
を参照してください。
仮想ディスクキャッシュポリシーの編集
仮想ディスクの読み取り、書き込み、またはディスクキャッシュポリシーを変更することができます。
メモ: 一部のコントローラーでは、サポートされていない読み取りまたは書き込みポリシーが存在します。そのため、ポリシー
を適用したときにエラー メッセージが表示されます。
読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに、仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。
● 適応先読み — 最新の 2 つの読み取り要求がディスクの連続セクターにアクセスした場合にのみ、先読みが行われます。連続し
た読み取り要求がディスクのランダム セクターにアクセスすると、コントローラーは非先読みポリシーに戻ります。コントロー
ラーは読み取り要求がディスクの連続セクターにアクセスしているかどうかの評価を継続的に行い、必要に応じて先読みを開始
します。
メモ: 旧世代の PERC コントローラは、[先読みなし]、[先読み]、および[適応先読み] をサポートしています。PERC 8 およ
び PERC 9 の場合、[先読み]設定と[適応先読み]設定はコントローラー レベルで機能的に同等です。下位互換性のために、
一部のシステム管理インタフェースおよび PERC 8 および 9 コントローラでは、[適応先読み] に対して読み取りポリシーを設
定することを許可しています。PERC 8 または PERC 9 では、[先読み]または[適応先読み]を設定することが可能ですが、
機能に違いはありません。
● 先読み — コントローラはデータシーク時に仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが仮想ディスクの連続セクター
に書き込まれていれば、先読みポリシーによってシステム パフォーマンスが向上する可能性があります。
● 先読みなし — 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しません。
書き込みポリシーは、コントローラが書き込み要求完了信号を、データがキャッシュに保存された後、またはディスクに書き込まれ
た後のどちらの時点で送信するかを指定します。
● ライトスルー — コントローラはデータがディスクに書き込まれた後でのみ書き込み要求完了信号を送信します。システムでは
データはディスクに安全に書き込まれた後でのみ使用可能と見なされるため、ライトスルー キャッシングはライトバック キャ
ッシングよりもデータ セキュリティに優れているといえます。
● ライトバック - データがキャッシュに入り、ディスクに書き込まれる前に、コントローラから書き込み要求の完了信号が送信さ
れます。ライトバックキャッシングは、後続の読み取り要求がキャッシュから素早くデータを取得してからディスクから取得す
るため、性能が向上します。ただし、システム不具合でデータロスが生じると、データがディスクに書き込まれないことがあり
ます。他のアプリケーションは、ディスクに利用可能なデータがあると仮定した処理を行うと問題が生じる場合もあります。
● 強制ライトバック — コントローラにバッテリが装備されているかどうかに関わらず、書き込みキャッシュが有効になります。
コントローラにバッテリが搭載されていない場合、強制ライトバックキャッシングが使用されると、電源障害時にデータの損失
が発生する可能性があります。
ディスク キャッシュ ポリシーは、特定の仮想ディスクの読み取りに適用されます。その設定は、先読みポリシーには影響しませ
ん。
ストレージデバイスの管理 203