Users Guide
Table Of Contents
- Dell Lifecycle Controller GUI v2.50.50.50ユーザーズ ガイド
- はじめに
- Lifecycle Controller の使用
- オペレーティングシステムの導入
- 監視
- ファームウェアアップデート
- 設定
- 保守
- 使いやすいシステムコンポーネント名
- セットアップユーティリティとブートマネージャの使用
- トラブルシューティングとよくあるお問い合わせ(FAQ)
はじめに
Dell Lifecycle Controller は、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を使用して、導入、設定、アップデート、維持、診断など
のシステム管理タスクを実行するための、高度な組み込み型システム管理を提供します。Lifecycle Controller は、最新のデルサーバ
ーで integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)帯域外ソリューション、および組み込み型 Unified Extensible Firmware Interface
(UEFI)アプリケーションの一部として提供されます。iDRAC は UEFI ファームウェアと連携してハードウェアのすべての側面にア
クセスし、管理します。これには、従来のベースボード管理コントローラ(BMC)の機能を超えるコンポーネントやサブシステムの
管理が含まれます。
メモ: UEFI 環境は、ローカルコンソールインタフェース、およびローカルに管理されるシステムコンポーネント用のインフラス
トラクチャを提供します。
Lifecycle Controller は、次のコンポーネントで構成されています。
● GUI:
○ 内蔵フラッシュメモリーカード内に存在する組み込み型設定ユーティリティです。
○ 起動シーケンス中に開始される BIOS ユーティリティに似ており、プレオペレーティングシステム環境での動作が可能です。
○ システムのライフサイクル全体を通して、組み込まれた環境からのシステムとストレージ管理タスクの実行を可能にしま
す。
● Remote Services(WS-Management)は、1 対多方式を使用してエンドツーエンドのサーバーライフサイクル管理を簡素化し、
Dell OpenManage Essentials およびパートナーコンソールと統合されたリモート展開のためのインターフェースとなります。
Remote Services 機能についての詳細は、dell.com/support/home で『Dell Lifecycle Controller Remote Services クイックスタート
ガイド』を参照してください。
トピック:
• Lifecycle Controller の使用
• iDRAC With Lifecycle Controller を使用するメリット
• 本リリースの新機能
• 主な機能
• Lifecycle Controller のライセンス可能機能
• iDRAC ライセンス情報の表示
• その他の必要マニュアル
• Dell EMC サポートサイトからのドキュメントへのアクセス
• デルへのお問い合わせ
Lifecycle Controller の使用
サーバの組み込み型管理機能にある iDRAC with Lifecycle Controller テクノロジでは、BIOS およびハードウェアの設定、オペレーテ
ィングシステムの導入、RAID 設定の変更、およびハードウェアプロファイルの保存など、便利なタスクを実行できます。iDRAC と
Lifecycle Controller の連携により、サーバのライフサイクル全体を通じて使用できる堅牢な管理機能セットがもたらされます。
Dell Lifecycle Controller は、プロビジョニング、導入、パッチ、アップデートから、サービスの提供やユーザーによるカスタマイズま
で、ローカルおよびリモートの両方でサーバのライフサイクル管理を簡素化します。Lifecycle Controller には、システム管理機能と
オペレーティングシステムのデバイスドライバをサーバに直接組み込む、管理された永続ストレージが含まれるため、従来のシステ
ム管理で必要とされたメディアベースのシステム管理ツールやユーティリティが不要になります。
iDRAC With Lifecycle Controller を使用するメリット
次のメリットが挙げられます。
● 可用性の向上 — サーバー障害の防止、または障害後のリカバリ時間の短縮に役立つ、実際の障害と障害の可能性の早期通知を
行います。
● 生産性の向上および総所有コスト(TCO)の削減 — 管理者の管理範囲を遠隔地に存在するより多くのサーバーに拡大できるた
め、交通費などの運用コストを削減しながら IT スタッフの生産性を向上させることができます。
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