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5 自動システム回復エージェント を有効にします。これには、概要 > iDRAC 設定 > ネットワーク > サービス に移動し、有効化 を選択して 適用
をクリックします。
OS から iDRAC へのパススルーの有効化または無効化
ネットワークドーターカード(NDC)または内蔵 LAN On Motherboard(LOM)デバイスがあるサーバでは、OS から iDRAC へのパススルー機能を有
効にできます。この機能は、共有 LOM(ラックまたはタワーサーバ)、専用 NIC(ラック、タワー、またはブレードサーバ)、または USB NIC を介して iDRAC
とホストオペレーティングシステム間の高速相方向帯域内通信を提供します。この機能は、iDRAC Enterprise ライセンスで使用可能です。
メモ: iDRAC サービスモジュール(iSM)は、オペレーティングシステムから iDRAC を管理するための多くの機能を提供します。 詳細について
は、dell.com/support/manuals にある『
iDRAC
サービスモジュールインストールガイド』を参照してください。
専用 NIC 経由で有効にした場合は、ホストオペレーティングシステムでブラウザを起動してから、iDRAC ウェブインタフェースにアクセスできます。ブレードサ
ーバーの専用 NIC は、Chassis Management Controller 経由です。
専用 NIC または共有 LOM の切り替えには、ホストオペレーティングシステムまたは iDRAC の再起動またはリセットは必要ありません。
このチャネルは以下を使用して有効化できます。
• iDRAC ウェブインタフェース
• RACADM または WS-MAN(ポストオペレーティングシステム環境)
• iDRAC 設定ユーティリティ(プレオペレーティングシステム環境)
ネットワーク設定を iDRAC ウェブインタフェースから変更した場合は、OS から iDRAC へのパススルーを有効化する前に、少なくとも 10 秒間待つ必要が
あります。
RACADM または WS-MAN を介して XML 設定ファイルを使用していて、ネットワーク設定をこのファイル内で変更した場合、OS から iDRAC へのパス
スルー機能を有効化する、または OS ホスト IP アドレスを設定するためには、15 秒間待つ必要があります。
OS から iDRAC へのパススルーを有効化する前に、以下を確認してください。
• iDRAC は、専用 NIC または共有モードを使用するように設定されている。(NIC の選択が、LOM の 1 つに割り当てられていることを意味する。)
• ホストオペレーティングシステムと iDRAC が同一サブネットおよび同一 VLAN 内にある。
• ホストオペレーティングシステム IP アドレスが設定されている。
• OS から iDRAC へのパススルー機能をサポートするカードが装備されている。
• 設定権限がある。
この機能を有効にする場合は、以下に留意してください。
• 共有モードでは、ホストオペレーティングシステムの IP アドレスが使用されます。
• 専用モードでは、ホストオペレーティングシステムの有効な IP アドレスを指定する必要があります。複数の LOM がアクティブになっている場合は、最
初の
LOM の IP アドレスを入力します。
OS から iDRAC のパススルー機能が有効化後も機能しない場合は、次の点をチェックするようにしてください。
• iDRAC 専用 NIC ケーブルが正しく接続されている。
• 少なくとも 1 つの LOM がアクティブになっている。
メモ
: デフォルト IP アドレスを使用します。USB NIC インタフェースの IP アドレスが iDRAC またはホスト OS IP アドレスと同じネットワークサブ
ネット内にないことを確認してください。この IP アドレスがホストシステムまたはローカルネットワークのその他インタフェースの IP アドレスと競合
する場合は、その
IP アドレスを変更する必要があります。
メモ: 169.254.0.3 および 169.254.0.4 の IP アドレスは使用しないでください。これらの IP アドレスは、A/A ケーブル使用時の前面パネルの
USB NIC ポート用に予約されています。
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iDRAC の設定