Users Guide
iDRAC SNMP アラートの帯域内サポート
iDRAC サービスモジュール v2.3 を使用することにより、iDRAC によって生成されるアラートに類似する SNMP アラートをホストオペレーティングシステムか
ら受信することができます。
また、ホスト OS 上で SNMP トラップと宛先を設定することによって、iDRAC を設定せずに iDRAC SNMP アラートを監視し、サーバをリモートから管理
することもできます。
iDRAC サービスモジュール v2.3 以降では、この機能によって、OS ログに複製されたすべての Lifecycle ログが SNMP トラップに変換
されます。
メモ: この機能は、Lifecycle ログのレプリケーション機能が有効になっている場合にのみアクティブになります。
メモ: Linux オペレーティングシステムでは、この機能は、マスターまたは OS SNMP が SNMP 多重化(SMUX)プロトコルで有効化されてい
ることを必要とします。
この機能は、デフォルトで無効になっています。帯域内 SNMP アラートメカニズムは iDRAC SNMP アラートメカニズムと共存できますが、記録されたログ
には両方のソースからの重複した SNMP アラートが含まれる場合があります。両方を使用する代わりに、帯域内または帯域外のオプションのいずれかを
使用することが推奨されています。
コマンドの使用方法
本項では、Windows、Linux、および ESXi のオペレーティングシステムに対するコマンドの使用方法を説明します。
• Windows オペレーティングシステム
• ローカル Windows Management Instrumentation(WMI)を使用する:
winrm i EnableInBandSNMPTraps
wmi/root/cimv2/dcim/DCIM_iSMService?InstanceID="iSMExportedFunctions" @{state="[0/1]"}
• リモート WMI インタフェースを使用する:
winrm i EnableInBandSNMPTraps wmi/root/cimv2/dcim/DCIM_iSMService?
InstanceID="iSMExportedFunctions" @{state="[0/1]"}
-u:<admin-username> -p:<admin-passwd> -r:http://<remote-hostname OR IP>/wsman -a:Basic -
encoding:utf-8 -skipCACheck –skipCNCheck
• LINUX オペレーティングシステム
iSM は、すべての iSM 対応 Linux オペレーティングシステムで実行可能なコマンドを提供します。このコマンドは、SSH または同等のプロトコルを使
用してオペレーティングシステムにログインすることによって実行できます。
iSM 2.4.0 からは、次のコマンドを使用して Agent-x を帯域内 iDRAC SNMP アラートのデフォルトプロトコルとして設定できます。
./Enable-iDRACSNMPTrap.sh 1/agentx –force
–force が指定されていない場合は、net-SNMP が設定されているようにして、snmpd サービスを再起動します。
• この機能を有効にするには、次の手順を実行します。
Enable-iDRACSNMPTrap.sh 1
Enable-iDRACSNMPTrap.sh enable
• この機能を無効にするには、次の手順を実行します。
Enable-iDRACSNMPTrap.sh 0
Enable-iDRACSNMPTrap.sh disable
メモ: --force オプションは、トラップを転送するように Net-SNMP を設定します。ただし、トラップの宛先を設定する必要があります。
• VMware ESXi オペレーティングシステム
iDRAC サービスモジュールの使用
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