Users Guide
表 3. iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル
インタフェースまたはプロト
コル
説明
iDRAC 設定ユーティリティ
iDRAC 設定ユーティリティを使用して、プレオペレーティングシステム処理を実行します。このユーティリティには、他の機能
と共に
iDRAC ウェブインタフェースで使用できる機能のサブセットが含まれます。
iDRAC 設定ユーティリティにアクセスするには、起動中に <F2> を押し、System Setup Main Menu(セットアップユー
ティリティメインメニュー) ページで iDRAC Settings(iDRAC 設定) をクリックします。
iDRAC ウェブインタフェース iDRAC ウェブインタフェースを使用して、iDRAC を管理し、管理対象システムを監視します。ブラウザは、HTTPS ポート
を介してウェブサーバに接続します。データストリームは
128 ビット SSL を使用して暗号化され、プライバシーと整合性が
得られます。HTTP ポートへの接続はすべて HTTPS にリダイレクトされます。管理者は SSL CSR 生成プロセスを通じ
て独自の
SSL 証明書をアップロードして、ウェブサーバをセキュアにすることができます。デフォルトの HTTP ポートと
HTTPS ポートは変更可能です。ユーザーのアクセスはユーザー権限に基づきます。
RACADM
このコマンドラインユーティリティを使用して、iDRAC とサーバの管理を行います。RACADM はローカルでもリモートでも使
用できます。
• ローカル RACADM コマンドラインインタフェースは、Server Administrator がインストールされている管理対象システ
ムで実行されます。ローカル RACADM は、帯域内 IPMI ホストインタフェースを介して iDRAC と通信します。ローカ
ル
RACADM はローカルの管理対象システムにインストールされるため、ユーザーがこのユーティリティを実行するため
には、オペレーティングシステムにログインする必要があります。ユーザーがこのユーティリティを使用するには、完全な
管理者権限が付与されているか、ルートユーザーであることが必要です。
• リモート RACADM は、管理ステーションで実行されるクライアントユーティリティです。これは、管理下システムで
RACADM コマンドを使用するために帯域外ネットワークインタフェースを使用し、HTTP チャネルも使用します。–r オ
プションは、ネットワークで RACADM コマンドを実行します。
• ファームウェア RACADM には、SSH または Telnet を使用して iDRAC にログインすることによってアクセスできます。フ
ァームウェア RACADM コマンドは、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定しないで実行できます。
• ファームウェア RACADM コマンドを実行するために、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定する必要はあり
ません。RACADM プロンプトの起動後は、racadm プレフィックスを付けずに直接コマンドを実行できます。
サーバー LCD パネル / シャ
ーシ
LCD パネル
サーバー前面パネルの LCD を使用して、次の操作を行うことができます。
• アラート、iDRAC IP または MAC アドレス、ユーザーによるプログラムが可能な文字列の表示
• DHCP の設定
• iDRAC 静的 IP 設定の設定
ブレードサーバーでは、LCD はシャーシの前面パネルにあり、すべてのブレード間で共有されています。
サーバを再起動しないで iDRAC をリセットするには、システム識別ボタン を 16 秒間押し続けます。
CMC ウェブインタフェース
シャーシの監視と管理の他、CMC ウェブインタフェースでは次の操作が可能です。
• 管理下システムのステータスの表示
• iDRAC ファームウェアのアップデート
• iDRAC ネットワークの設定
• iDRAC ウェブインタフェースへのログイン
• 管理下システムの開始、停止、またはリセット
• BIOS、PERC、および対応ネットワークアダプタのアップデート
Lifecycle Controller
iDRAC の設定には Lifecycle Controller を使用します。Lifecycle Controller にアクセスするには、起動中に <F10> を
押し、
セットアップユーティリティ > ハードウェア詳細設定 > iDRAC 設定 へと移動します。詳細に関しては、
dell.com/support/idracmanuals にある 『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
Telnet
Telnet を使用して、RACADM コマンドと SMCLP コマンドを実行できる iDRAC にアクセスします。RACADM の詳細に
ついては、『
iDRAC RACADM Command Line Interface Reference Guide
(
iDRAC RACADM コマンドラインインタフェ
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概要