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ユニバーサルスロットの表示
一部の第 13
世代 PowerEdge サーババックプレーンは同じスロットで SAS/SATA と PCIe SSD ドライブの両方をサポートします。これらのスロットはユニ
バーサルスロットと呼ばれ、プライマリストレージコントローラ(PERC)と PCIe エクステンダカードに配線されています。バックプレーンファームウェアは、この
機能をサポートするスロットの情報を提供します。バックプレーンは、
SAS/SATA ディスクまたは PCIe SSD をサポートします。 通常、上から 4 つの番号の
スロットがユニバーサルです。たとえば、24 のスロットをサポートしているユニバーサルバックプレーンでは、0 ~ 19 のスロットが SAS/SATA ディスクのみサポ
ートし、
20 ~ 23 のスロットは SAS/SATA または PCIe SSD のどちらかをサポートします。
エンクロージャのロールアップ正常性ステータスは、エンクロージャ内のすべてのドライブについて結合された正常性ステータスを示します。トポロジ ページ上
のエンクロージャリンクには、どちらのコントローラが関連付けられているかに関係なく、エンクロージャ情報全体が表示されます。
2 台のストレージコントロー
ラ(PERC および PCIe エクステンダ)が同じバックプレーンに接続される可能性があるため、PERC コントローラに関連付られたバックプレーンのみが シス
テムインベントリ
ページに表示されます。
ストレージ > エンクロージャ > プロパティ ページの 物理ディスクの概要 セクションに、次の情報が表示されます。
• 空きスロット — スロットが空の場合に表示されます。
• PCIe 対応 — PCIe 対応スロットがない場合、この列は表示されません。
• バスプロトコル — ユニバーサルバックプレーンのスロットの 1 つに PCIe SSD が取り付けられている場合、この列に PCIe が表示されます。
• ホットスペア — この列は PCIe SSD には適用されません。
メモ
: ホットスワップはユニバーサルスロットに対してサポートされています。PCIe SSD ドライブを取り外し、SAS/SATA ドライブと交換する場合
は、必ず最初に PCIe SSD ドライブに対する PrepareToRemove タスクを完了させてください。このタスクを実行しないと、ホストオペレーティ
ングシステムでブルースクリーンやカーネルパニックなどの問題が発生する場合があります。
SGPIO モードの設定
ストレージコントローラは、I2C モード(Dell バックプレーンのデフォルト設定)または Serial General Purpose Input/Output(SGPIO)モードのバックプ
レーンに接続できます。この接続は、ドライブ上の LED を点滅させるために必要です。Dell PERC コントローラとバックプレーンは、この両方のモードをサポ
ートします。特定のチャネルアダプタをサポートするには、バックプレーンモードを
SGPIO モードに変更する必要があります。
SGPIO モードは、パッシブバックプレーンのみでサポートされます。このモードは、ダウンストリームモードのエキスパンダベースバックプレーンまたはパッシブバッ
クプレーンではサポートされません。バックプレーンのファームウェアは、機能、現在の状態、および要求された状態に関する情報を示します。
LC ワイプ操作の後、または iDRAC をデフォルトにリセットした後は、SGPIO モードが無効な状態にリセットされます。これによって、iDRAC 設定とバックプ
レーン設定が比較されます。バックプレーンが SGPIO モードに設定されている場合、iDRAC の設定はバックプレーン設定と一致するように変更されま
す。
設定の変更を有効にするには、サーバーの電源を入れ直す必要があります。
この設定を変更するには、サーバー制御の特権権限を持っている必要があります。
メモ
: iDRAC ウェブインタフェースを使用して、SGPIO モードを設定することはできません。
RACADM を使用した SGPIO モードの設定
SGPIO モードを設定するには、SGPIOMode グループのオブジェクトで set コマンドを使用します。
無効に設定されている場合は、I2C モードになります。有効の場合は、SGPIO モードに設定されます。
詳細については、dell.com/idracmanuals にある『iDRAC RACADM コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』を参照してください。
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ストレージデバイスの管理