Users Guide

仮想ディスクの完全初期化を実行した場合、バックグランド初期化は必要ありません。完全初期化中、ホストは仮想ディスクにアクセスできません。完
全初期化中にシステムを再起動すると、その操作は中止され、バックグラウンド初期化プロセスが仮想ディスク上で開始されます。
以前にデータが保存されていたドライブには、完全初期化を実行することが常に推奨されます。完全初期化には、1 GB あたり 1 2 分かかる場合があ
ります。初期化の速度は、コントローラのモデル、ハードドライブの速度、およびファームウェアのバージョンによって異なります。
完全初期化タスクは 1 度に 1 台ずつ物理ディスクを初期化します。
メモ: 完全初期化は、リアルタイムでのみサポートされます。完全初期化をサポートするコントローラはほんのわずかです。
仮想ディスクの暗号化
コントローラで暗号化が無効になっている場合つまり、セキュリティキーが削除されている場合は、SED ドライブを使用して作成された仮想ディスクの
暗号化を手動で有効にします。コントローラで暗号化を有効にした後に仮想ディスクを作成すると、仮想ディスクは自動的に暗号化されます。仮想ディ
スクの作成時に有効な暗号化オプションを無効にした場合を除き、仮想ディスクは暗号化仮想ディスクとして自動的に設定されます。
暗号化キーを管理するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
専用ホットスペアの割り当てまたは割り当て解除
専用ホットスペアは、仮想ディスクに割り当てられた未使用のバックアップディスクです。仮想ディスク内の物理ディスクが故障すると、ホットスペアがアクティ
ブ化されて故障した物理ディスクと交換されるため、システムが中断したり、ユーザー介入が必要になったりすることはありません。
この操作を実行するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
T10 PIDIF対応物理ディスクのみをホットスペアとして T10 PIDIF有効仮想ディスクに割り当てることができます。専用ホットスペアとして割り当て
られている
T10 PIDIF以外のドライブは、T10 PIDIFが後で仮想ディスク上で有効になった場合にホットスペアとはなりません。
4K ドライブのみを 4K 仮想ディスクにホットスペアとして割り当てることができます。
保留中の操作への追加 モードで物理ディスクを専用ホットスペアとして割り当てた場合、保留中操作が作成されますが、ジョブは作成されません。その
後で専用ホットスペアの割り当てを解除しようとすると、専用ホットスペアを割り当てる保留中操作がクリアされます。
保留中の操作への追加 モードで物理ディスクを専用ホットスペアとしての割り当てから解除した場合、保留中操作が作成されますが、ジョブは作成され
ません。その後で専用ホットスペアの割り当てを行おうとすると、専用ホットスペアの割り当てを解除する保留中操作がクリアされます。
メモ
: ログエクスポート操作進行中は、仮想ディスクの管理 ページで専用ホットスペアに関する情報を表示することができません。ログエクスポ
ート操作の完了後、仮想ディスクの管理 ページを再ロードまたは更新して情報を表示します。
ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの管理
1 iDRAC ウェブインタフェースで、概要 > ストレージ > 仮想ディスク > 管理 に移動します。
仮想ディスクの管理 ページが表示されます。
2 コントローラ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクを管理するコントローラを選択します。
3 1 つまたは複数の仮想ディスクの場合、各 処置 ドロップダウンメニューから処置を選択します。
仮想ドライブに複数の処置を指定できます。処置を選択すると、追加の 処置 ドロップダウンメニューが表示されます。別の処置をこのドロップダウン
メニューから選択します。選択された処置は追加の
処置 ドロップダウンメニューには表示されません。また、削除 リンクが選択された処置の隣に表
示されます。このリンクをクリックして、選択した処置を削除します。
削除
222
ストレージデバイスの管理