Users Guide

RAID 10 の特徴
n 個のディスクをn/2ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで n 偶数を表します。
データのミラーイメージは物理ディスクのセット全体にストライピングされます。このレベルでは、ミラーリングを通じて冗長性が実現されます。
いずれかのディスクで障害が発生しても、仮想ディスクの動作は中断されません。データは、ミラーリングされていて障害の発生していないディスクから
読み取られます。
読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します。
冗長性でデータを保護します。
RAID レベルパフォーマンスの比較
次の表は、最も一般的な RAID レベルに関するパフォーマンスの特徴を比較したものです。この表は、RAID レベルを選択する際の一般的なガイドライン
です。使用する環境条件を評価した後で RAID レベルを選択してください。
38. RAID レベルパフォーマンスの比較
RAID レベル データの可用性 読み取りパフォー
マンス
書き込みパフォー
マンス
再構築パフォーマ
ンス
必要な最小ディス
ク数
使用例
RAID 0
なし 大変良好 大変良好 該当なし いいえ 非重要データ。
RAID 1
優秀 大変良好 正常 正常
2NN = 1
小規模のデータベ
ース、データベース
ログ、および重要
情報。
RAID 5
正常 連続読み取り
良。トランザクション
ライトバックキャッシ
ュを使用しない限り
普通
普通 N + 1N = ディスク
が最低限
2
データベース、およ
び読み取り量の多
210
ストレージデバイスの管理