Users Guide
ウェブインタフェースを使用した電源制御操作の実行
電源制御操作を実行するには、次の手順を実行します。
1 iDRAC ウェブインタフェースで、概要 > サーバー > 電源 / 熱 > 電源設定 > 電源制御 と移動します。電源制御 ページが表示されます。
2 必要な電源制御操作を選択します。
• システムの電源を入れる
• システムの電源を切る
• NMI(マスクなし割り込み)
• 正常なシャットダウン
• システムをリセットする(ウォームブート)
• システムのパワーサイクル(コールドブート)
3 適用 をクリックします。詳細については、『iDRAC オンラインヘルプ』を参照してください。
RACADM を使用した電源制御操作の実行
電源操作を実行するには、serveraction コマンドを使用します。
詳細については、dell.com/idracmanuals にある『iDRAC RACADM コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』を参照してください。
電源上限
高負荷のシステムがデータセンターに示す AC および DC 電力消費量の範囲を対象とする電力しきい値の限界を表示することができます。これはライセ
ンスが必要な機能です。
ブレードサーバーの電源上限
PowerEdge M1000e または PowerEdge VRTX シャーシのブレードサーバーに電源が投入される前に、iDRAC は CMC に電源要件を提示します。こ
れはブレードが消費できる実際の電力よりも高く、限られたハードウェアインベントリ情報に基づいて計算されています。サーバーの起動後、
iDRAC はサー
バーによって実際に消費される電力に基づいて要件よりも低い電力範囲を要求する場合があります。電力消費量が徐々に増え、サーバーが最大割り
当て量に近い電力を消費している場合、iDRAC は潜在的最大消費電力の増加を要求する場合があり、これによってパワーエンベロープが増加するこ
とになります。
iDRAC は、CMC に対する潜在的最大消費電力の要求のみを増加させます。消費が減少しても、iDRAC は潜在的最小電力を減少さ
せる要求は行いません。iDRAC は、電力消費量が CMC によって割り当てられた電力を超える場合、より多くの電力を要求し続けます。
その後、システムに電源が投入されて初期化され、iDRAC は、実際のブレードの構成に基づき、新しい電源要件を計算します。CMC が新しい電力要
求の割り当てに失敗した場合でも、ブレードは電源オンのままです。
CMC は優先順位の低いサーバーの未使用電力を回収し、回収された電力を優先順位の高いインフラストラクチャモジュールまたはサーバーに割り当て
ます。
十分な電力が割り当てられていない場合は、ブレードサーバーの電源はオンになりません。ブレードに十分な電力が割り当てられている場合、iDRAC は
システムに電源を投入します。
電源の監視と管理
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