Users Guide
サポートされている Active Directory 認証メカニズム
Active Directory を使用して、次の 2 つの方法を使用する iDRAC ユーザーアクセスを定義できます。
• Microsoft のデフォルトの Active Directory グループオブジェクトのみを使用する標準スキーマソリューション。
• カスタマイズされた Active Directory オブジェクトを持つ拡張スキーマソリューション。アクセスコントロールオブジェクトはすべて Active Directory で管
理されます。これにより、異なる iDRAC 上でさまざまな権限レベルを持つユーザーアクセスを設定するための最大限の柔軟性が実現します。
関連リンク
標準スキーマ Active Directory の概要
拡張スキーマ Active Directory の概要
標準スキーマ Active Directory の概要
次の図に示すように、標準スキーマを使用して Active Directory を統合する場合は、Active Directory と iDRAC の両方での設定が必要となります。
図 1. Active Directory 標準スキーマでの iDRAC の設定
Active Directory では、標準グループオブジェクトは役割グループとして使用されます。iDRAC にアクセスできるユーザーは、役割グループのメンバーで
す。このユーザーに特定の iDRAC へのアクセス権を付与するには、役割グループ名とそのドメイン名を、その特定の iDRAC で設定する必要があります。
役割および権限レベルは、
Active Directory ではなく、各 iDRAC で定義します。各 iDRAC には、最大 5 つの役割グループを設定できます。表の参照
番号は、デフォルトの役割グループ権限を示します。
表 22. デフォルトの役割グループ権限
役割グループ デフォルトの権限レベル 許可する権限 ビットマスク
役割グループ 1 なし iDRAC へのログイン、iDRAC の設
定、ユーザー設定、ログのクリア、サ
ーバー制御コマンドの実行、仮想コ
ンソールへのアクセス、仮想メディア
0x000001
ユーザーアカウントと権限の設定
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