Users Guide
VMCLI
を使用したオペレーティングシステムの導入
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このパラメータは、仮想フロッピー
/
ディスクメディアを提供するデバイスまた
はファイルを指定します。
たとえば、イメージファイルは次のように指定します。
-f c:\temp\myfloppy.img
(
Windows
システム)
-f /tmp/myfloppy.img
(
Linux
システム)
イメージファイルが書き込み保護されていない場合は、仮想メディアがそのファ
イルに書き込むことができます。上書きしてはならないフロッピーイメージファ
イルへの書き込みを禁止するように、オペレーティングシステムを設定してくだ
さい。
たとえば、デバイスは次のように指定します。
-f a:\
(
Windows
システム)
-f /dev/sdb4 #
デバイス上の
4
番目のパーティション
/dev/sdb
(
Linux
システム)
メモ
: Red Hat Enterprise Linux バージョン 4 では、複数の LUN はサポートされて
いませんが、カーネルではこの機能がサポートされています。
Red Hat Enterprise
Linux
バージョン 4 で複数の LUN を持つ SCSI デバイスを認識できるようにするに
は、次の手順を行います。
1
/etc/modprobe.conf
を編集して、次の行を追加します。
options scsi_mod max_luns=8
(
LUN
の数は
8
のほかにも、
2
以上の任意の数を指定できます。)
2
コマンドラインで次のコマンドを入力して、カーネルイメージの名前を取得
します。
uname -r
3
/boot
ディレクトリに移動し、手順
2
で決定した名前のカーネルイメージ
ファイルを削除します。
mkinitrd /boot/initrd-Åfuname -rÅf.img Åeuname -rÅf
4
サーバーを再起動します。
5
次のコマンドを実行して、手順
1
で指定した
数の
LUN
のサポートが追加さ
れたことを確認します。
cat /sys/modules/scsi_mod/max_luns
デバイスに書き込み保護機能がある場合は、その機能を使用して、仮想メディア
がメディアに書き込めないようにしてください。
フロッピーメディアを仮想化しない場合は、コマンドラインからこのパラメータ
を省きます。無効な値が検出されたら、エラーメッセージが表示されてコマンド
が終了します。